家族会議というものをやったことはありますか?
両親と子どもを交えて、子どもの将来について話し合うのです。
子どもの将来は家族の一大事です。
両親は子どものために働いているんですから、子どもの将来についてだってしっかりと決めないといけないんですよ。
気をつけなくてはいけないのは。子どもの将来を決めつけてはいけないことです。
子どもの能力から考えて突拍子なことを言ってると思っても、それを否定したりしてはいけません。
とりあえず、現時点でのやりたいこととして、しっかりと子どもの目標は決めないといけないのです。
しかし、子どもがあまりにも無知で、その道がいかに険しいと知っているなら、それを教えて下さい。
子どもの進もうとしている道が、どれだけ険しいのか、それをちゃんと伝えてほしいのです。
もし、それを聞いて、「じゃあ、辞める」というなら、その程度の夢だったということです。
そういう心構えでは、何も成し遂げることはできないでしょう。
逆に、「それでも、頑張りたい」と子どもが言うなら、親は全面的に応援してあげて下さい。
ただ、一度決めたことなんですから、それを突き通す強い気持ちを親子で共有しないといけません。
子どもが一旦口に出したことは、ある程度は責任を持たせて下さい。
自分で宣言したんですから、必ずそれを突き通してほしいんです。
親がやることはあくまでも監視です。
しっかりとやっているのかを確認してほしいのです。
ちゃんとやっていないのであれば、きちんと叱ってください。
その道が険しければ、それだけ大変なことが待っています。
子どもはその大変さに押しつぶされそうになるでしょうが、それでも夢を叶えるためには我慢してやり通さないといけないのです。
繰り返しになりますが、大事なことは押しつけをしないことです。
押しつけてしまうと、それは親の意見ということになってしまいます。
その延長で子どもに何かを決めさせたところで、子どもは親の顔色をうかがいながら自分の進路を決めることでしょう。
それでは、子どもの頑張る気は失せてしまいます。
子どものやる気はやりたいことがあって初めて生まれるものなのです。
当たり前のことですが、子どもの進路が決まっていないなら、子どもに覚悟を問う必要はありません。
ただ、それでも家族会議は定期的に行った方が良いでしょう。
子どもが何を目指しているのか、子どもが何に興味があるのかを、親が知ることはとても大事なことです。
そして、子どもに将来のことを考えさせるのも、とても大事なことなのです。
いざ子どもが進路を選択しなくていけないとき、親子の意思疎通があるのとないのとでは、その後の展開が全く変わってきます。
子どもが路頭に迷わないようにするためにも、ぜひ家族会議をしてみてください。
ちなみに、家族会議は堅苦しくやる必要もないですからね。
最初は和気あいあいと、子どもの将来について親子で話し合ってみてください。
大事なことを決めるときは真剣にならないといけませんけどね。
それでは、今日はこの辺で。