塾の仕事は授業がメインです。
ただ、それだけでは成績は上がらないので、いろいろな取り組みをします。
まぁ、多くの塾は授業だけみたいですけどね。
うちは定期テスト前に勉強をさせます。
スケジュールを組み、それを生徒に伝え、その日程で勉強してもらいます。
単に3日間勉強しに来てもらうだけなんですけどね。
勉強しに来てもらって何をさせるかというのは、単純に勉強させるだけです。
アドバイスはしますけどね、質問も対応はしますけどね、ただほとんど放置です。
勉強は自らがやらないと意味はないんですよ。
塾があれこれ手を回してあげなくても、勉強すれば成績は上がるんですもの。
対策プリントやらを配ったり、対策授業やらをやったりはしません。
それよりも大事なことは、自分の持っているものでどうやって勉強するかを考えさせることなんです。
例えば、学校ワークをきちんとやることです。
学校ワークという素晴らしい教材を学校から配布されているにも関わらず、それを活用できていないのはただのアホです。
いきなり、書店に子どもを連れて行き、その子に合った基本問題集を買ってあげる・・・そんなことをしちゃダメなんです。
学校ワークを仕上げて、何度も問題を解いて、内容が完璧に頭に入ったのなら、書店で追加の問題集を買ってあげてもいいでしょう。
ただ、その場合は基本ではなく、応用問題集を買うんでしょうけどね。
身のまわりにある教材をフルに活用すれば、改めて教材を買う必要はないんです。
そもそも学校の勉強というのは、学校が与えてくれる教材で何とかなるものなんですから。
教科書の問題を解いたっていいですし、配布されたプリントを繰り返し解いたっていいんです。
私の頃とは違い、今の学校教材はカラーで見やすく、使いやすいものばかりです。
なのに、それを使って勉強しないのは、かなり愚かなことなんですよ。
書店やら塾やらで教材が必要になるのは、身の周りの教材を終えた者だけです。
周りの教材に手を出してもいないのに、書店で教材を購入する必要はないんですよ。
ただ、高校生は学校によっては教材を配布しない場合もありますので、自分に合った教材を購入するのはアリですね。
自分自身で書店に赴き、参考書や問題集を立ち読みさせてもらって、自分に合った教材を買って下さいね。
大事なことは、どんな教材だろうが、しっかりと使いこなすことです。
買ったのにきれいなまま眠っている教材はありませんか?
まずは、それで勉強することから始めて下さいね。
それでは、今日はこの辺で。