高校1年生の初めての定期テスト。

近隣の高校では、定期テストが実施されています。

これから実施の高校もありますが、大半は終了したかな?

 

個票はまだ返ってきていないと思うので、順位はわからないと思いますが、返ってきたら保護者の方も見るようにしてくださいね。

大体テスト後の2週間くらいで返却されますので、最初の順位というものを確認するようにしてください。

 

まぁ、良くも悪くもここから高校生活が始まるわけです。

ここから上げる努力をするのか、はたまた何もせずに落ちぶれていくのか、それは子ども次第ですけどね。

 

ただ、やはり大学を目指すのであれば、その高校の上位にはいけるようにした方がいいでしょう。

どんな進学校であれ、自分の希望する大学に進学できる層というのは、上位10%です。

 

1学年240名の高校なら、24位以内にいれば、その高校から行けるであろう、自分の希望する大学に合格出来ると思いますよ。

逆に100位前後のような中間層にいると、希望する大学に進学するのは難しいでしょう。

 

理想は10%としても、20%でも大体50位以内ですから、最低でもそこは目指したいですね。

こんな地方の高校で上位を目指せないようなら、有名大学には合格できません。

有名大学には全国の高校生があこがれがあるわけですから、生半可な熱意では合格なんてできません。

 

名のある大学に進学したいという希望があるなら、地方大会である高校の定期テストごときで負けている場合ではないんです。

 

受験は完全なる競争社会です。

努力しないものはただ負けるのみなのです。

 

そういう話を現高1には中学生のころから何度も話をしています。

だからこそ、定期テストをなめている子はいないと思います。

 

先日、その中でもピカイチの熱意を持った子が、私に質問してきました。

「先生、英語の定期テスト対策ってどうすればいいですか?」と。

 

私は「逆に聞くけど、どうしたらいいと思っているの?」と聞き返すと、

その子は「○○をやって・・・○○をやって・・・」と自分の考えを述べてくれました。

私はそれを聞いて「うん、それでいいよ。そのやり方がベストじゃないかな」と言いました。

 

しかし、その子は不満気な顔です。

「このやり方で定期テストは解けるでしょうか・・・」と不安を口にします。

 

この子は極端に失敗を恐れる子なんですよね。

最善の方法を考え、最高の成果を出したいと本気で思っているんです。

 

この考えは素晴らしいのですが、定期テストは先生が作る以上、予想が立てにくい性質があります。

完璧なる準備などもともとないのです。

 

対策を立て、テストを受ける、しかし、うまくいったことと、うまくいかなかったことが出てくる、次はそのうまくできなかったことをなんとかする・・・

 

このように失敗を経験しながら、勉強方法を良くしていけばいいのです。

ただ、高1の子はこれが初めての定期テストですから、失敗をしたくないんでしょうね。

 

私はあえてこの子に「失敗してきなさい」と言いました。

「一度経験して、どんなふうに定期テストが出題されるのかを知らないとダメだよ。」

「定期テストを作成した先生がどんな考えをもって出題されたのかを見てみないとね。」

 

「で、うまくいかなった対策を改善して、次の定期テストに活かせばいいんじゃない?」

「最初からうまくいく人なんていないんだから、1つずつ良くなっていけばいいんだよ」

 

このように生徒に話をしました。

この生徒は「やってみます!」といって帰って行きましたね。

 

準備を万全にするのは、すべてにおいて大事なことです。

しかし、それを完璧にするのは難しいものです。

大事なことは、何が起こっても臨機応変に対応する力を持つことです。

 

予想外なことが起こっても慌てない平常心を持つためには、とにかく失敗を恐れないことです。

失敗したって次があるわけですから、少しずつ成長してもらいたいですね。

 

このように1つの定期テストに熱意を持って取り組んでいる子が、うちの塾にはいますよ。

とにかく生徒に火をつけ続ける・・・それが塾の仕事でもありますからね。

高1の子たちが良い成長をしてくれるように、しっかりと見続けていきたいと思います。

 

 

それでは、今日はこの辺で。