塾にすべてを任せるのは危険です。

塾に入れれば成績が上がる・・・。

そう思われている方は多いと思います。

 

もちろん、塾に入れれば成績が上がる可能性は高いです。

どのくらい上がるかは塾によって違うんでしょうが、塾に入る前よりは成績は上がるでしょう。

ただ、塾に入れて成績が上がったからといって、塾に全て任せるのは間違っています。

 

塾は勉強を教える場所です。

そこに子どもを行かせるのですから、その子は勉強を教わったり、勉強方法を身につけたりするでしょう。

 

しかし、それはあくまで成績を上げるための最初の段階に過ぎないのです。

成績を上げるための次の段階は、家でどれだけ勉強するかにかかっているんです。

 

塾に宿題を出されたとします。

その宿題はできるだけ早く取り組むべきです。

授業内容を忘れる前に宿題を解かないと、せっかく習った内容が頭から消えてしまいますからね。

 

人は1日が経過すると、記憶した70%を忘れてしまうと言われています。

ということは、授業で習ってから1日が経過する前に宿題をやらないと、塾で習ったことの意味がなくなるのです。

 

では、これをやらせるのは塾の仕事でしょうか?

家での行動まで塾は管理することはできませんよね。

 

であれば、家での子どもの行動は親が管理しないといけないのです。

家で勉強させるのは親の役割です。

特に塾の宿題は早めにやらせるようにしてください。

 

そうすることで成績は上がっていくわけです。

タイミング良く勉強することで効率よく成績を上げることが可能になるんです。

 

しかし、これが守られていない家庭が多いです。

塾に任せているから、自分は何もしない・・・

お金払っているんだから、家で勉強させるのも塾でやってよ!と思っている方すらもいます。

 

大事なことは塾と家庭が連携することです。

塾では「勉強しろ!!」と言われているのに、家では「勉強しろ」とは言われないでは、勉強の習慣が身につくわけもありません。

 

基本的に、塾でも家庭でも同じことを子どもに言ってほしいのです。

周りの大人がみんな「勉強しろ」と言ってくる・・・

ということは、これが当たり前のことなのか?と子どもが思ってくれるでしょう。

 

塾に入れたから家では何もしない・・・では成績は上がりませんよ。

せっかく塾に入れるのですから、最大減の効果が出るように行動してみて下さいね。

 

ちなみに、家で勉強を教える必要はありません。

親が子どもに教えようとすると、どうしても感情的になってしまいます。

感情的に子どもと接すると、子どもは勉強を拒否するようになりますからね。

 

親ができるのは、子どもの勉強の管理です。

きれいな字で書いているか、適当に勉強していないか、学校や塾で言われたことをきちんとやっているか・・・

 

確認してほしいことは多々あります。

その確認を日々かかさずにやることで、子どもがどういう状態なのかが見えてきますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。