学校の現場ではこうなっているらしい。

昨日の休みに書店に行ったところ、ばったりと元教え子と遭遇しました。

その子は中学校で数学の先生として働いています。

ちなみに、私の元教え子の中で二人の子が神栖市の中学校で数学の先生として働いています。

 

で、良い機会だからといろいろと聞いてみたんですが、学校現場ではやはり働き方改革が進んでいるらしく、定期テストの取り扱いが変わってきているようです。

 

今までは定期テストを作成するのも、人数分の印刷をするのも、そして採点をするのも学校の先生がやっていたらしいのですが、それをすべて業者に任せるとのことです。

 

学校の先生が行うのは、テスト範囲の設定と問題の選定のみで、あとは業者にお願いすることで仕事を減らしているとのことらしいですね。

 

確かにこの作業は重労働ですからね。

これで学校の先生の負担はかなり軽減されるのではないかなと思います。

 

特に神栖2中は各学年の人数が多いですからね。

定期テスト自体をなくしてしまうのも仕方のないことなのでしょう。

 

ただ、やはりそこで心配になってくるのは、生徒の学力です。

業者テストはあくまでも実力テストと同じような形式で出されます。

レベルを落とすこともできないので、基本問題ばかり出ない可能性があるのです。

 

そもそも中学生のほとんどが勉強をしていません。

そんな子たちが、基本問題はおろか標準問題ひいては発展問題が解けるわけもないのです。

であれば、定期テストは少しでも点数をとらせるために、基本問題を多めに出すのが好ましいと思います。

 

そうしないと点数がとれません。

学校の授業も基本問題ばかり扱ってはいられなくなります。

もちろん、こうした方が全体的な能力は上がるのでしょうが、それは一部のやる気のある子に限られてしまうと思います。

 

学校の改革はいろいろと行われていますが、どうなったら変更前に戻すのかがわかりません。

うまくいけばそのままでいいのでしょうが、このままうまく行く気がしないんですよね。

 

学校の先生の働き方を改革するのであれば、単純に人手を増やすしかないのではないかと思います。

仕事もうまく分担さえすれば、先生の仕事は自ずと減っていくのではないでしょうか。

これからどうなるかは不安ですが、塾としては目の前の生徒の成績を上げることに注力しようと思います。

 

 

それでは、今日はこの辺で。