やる気なんてものに頼っているからダメなんだ。

「生徒にやる気がないと成績は上がらない・・・」

これはある意味正しいけど、真実ではありません。

なぜなら、そこまでやる気のない子の中にも成績を上げている子がいるから。

 

もちろん、この子が成績を上げたのは勉強したからであって、何もせずに成績が上がったわけではありません。

では、なぜ、やる気もないのに勉強をしていたのか・・・

 

それは親がきちんと子どもに勉強をやらせていたからです。

ま、私がその親に頼んで、その子に勉強させるようにしたんですけどね。

きっかけはどうあれ、実行したのはその親であり、その子なんです。

 

毎日しっかりと勉強させるのは大変だと思います。

まずは子どもの反発にあいますからね。

その反発とうまく向き合いながら勉強をやらせていったんです。

 

しかも、その親は共働きです。

家にいる時間は休みたいでしょうに、家事に子育てに奮闘する方なんです。

自分みたいな独り身には理解できないほど大変なんだと思います。

 

見事に習慣化した勉強がその子の成績を上げていくんです。

勉強をするときはスマホは親に預けるのがルールでした。

それを徹底的に実行していましたよ。

 

その子は勉強のやる気はありませんでした。

同期の他の生徒の方がよっぽどやる気があったのだと思います。

しかし、毎日勉強はしていたんです。

 

中3まで成績を上位で維持し続けて、やっと勉強へのやる気が出てきたのは秋頃でしたかね。

やる気が出てきたら、ますます勉強をするようになりましたよ。

とはいえ、今までの習慣以上に勉強したのかというと微妙ですけどね。

 

やる気に頼ってしまうと、やる気があるときは勉強するけど、やる気がないと勉強をしないことになってしまいます。

それはとても不安定ですよね。

 

どんなことでもそうですが、継続することが一番成果が出るんですよ。

やる気があるときしか勉強しない子が成績を上げるのは難しいんです。

 

勉強をするのは当たり前として、それを子どもに理解させるのは難しいのかもしれません。

ただ、それをやるのとやらないとでは、成績の伸びは全く異なりますよ。

 

子どもの成功を願うのであれば、毎日必ず勉強するように躾けてください。

ゲームやらスマホやらを辞めさせろとは言いません。

勉強中はスマホは預かった方がいいに決まっていますけどね。

 

子どもの成績を上げるのはそんなに難しいことではありませんよ。

ぜひ毎日勉強させてみましょう。

それだけでも子どもの成績は劇的に変わると思いますから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。