「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。」
山本五十六の有名な言葉ですが、教育という観点で考えれば、本当に的を得た言葉だと思います。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ・・・
この部分は塾の授業で行っていることでしょうね。
問題の解くときにどう解くのかの手本を見せたり、どういう考えで問題を解くのかを説明し、それを生徒に真似してもらう。
これを繰り返すことで生徒はどう動けばいいのかがわかるようになり、その反復でこちらから手をかけずとも行動できるようになっていきます。
もちろん最初はできないことが多いです。
生徒は知らないことがあるから塾に来ているのですから、それは仕方のないことです。
ですが、最初はできなくとも根気強くやらせてみると、少しずつですができるようになってくるのです。
そして、このようにできるようになってきたら、すかさずほめてあげることが大事になります。
的確なタイミングでほめてあげることで、その生徒の心を動かすことができるのです。
人は誰だって認められることを喜びますからね。
ほめてあげることは認めることにもつながりますから、生徒にとってほめ言葉は大事なんです。
ただ、いつでもほめればいいというわけではないですからね。
いつでもほめてしまうと、今度は調子に乗ってしまいますしね。
大事なことはタイミングなんだと思います。
最近入ってきた生徒の1人が努力の成果を見せてくれました。
その動きはとても的確でしたからね。
私も満面の笑みでほめてしまいましたね。
その子がこの言葉でどう変化していくのかは、まだわかりませんが、きっと良い方向に変化してくれるのではないかと期待しています。
これからの生徒の成長が楽しみですね。
それでは、今日はこの辺で。