親ができないことは、子どももできないもの。

「子どもにこうなってほしい・・・」

親は誰しもが子どもに期待をすると思います。

しかし、いくらその願いを持ったところで、親ができないことは子どももできないんです。

 

例えば、親がスマホでゲームばかりしているとします。

そんな親が子どもに「スマホばかりいじってないで勉強しろ」って言ったところで、その子は勉強はしないでしょう。

 

もし、親がダイエットだといって、毎日運動しようとしたとします。

しかし、それは長くは続かず三日坊主だったとしたら・・・

その親が子どもに「毎日勉強しろ」と言ったところで言うことを聞くでしょうか?

 

親が優秀であれと言っているのではありません。

別に親が大学に行ってなくても、子どもが大学に行くなんて当たり前にありますからね。

 

何も親に優秀な大学を出て、それで子どもを指導しろと言っているではありません。

そうではなくて、生き様を見せてほしいんですよね。

 

子どもが勉強を志し、何かを目指しているのであれば、それを応援してほしいのです。

子どもが家でガリガリ勉強しているなら、そのときはテレビを消したり、スマホをいじるをの止めたりできませんかね?

 

親は「いや、昼間は仕事してきたんだから、夜はゆっくりしたい」と言い訳をすることでしょう。

しかし、子どもだって昼間は学校に行って部活をして、疲れた体で夜は勉強をしているんです。

であれば、勉強している時間くらいはそれに付き合ってもいいじゃないですか。

 

残念ながら親の行動が低レベルだと、子どもの行動も低レベルになる可能性があります。

親は子の鑑ですからね。

親の行動は子どもはよく見てますし、なんなら真似をして行動するんです。

 

子どもに立派な人間になってほしいなら、ぜひ親も立派な行動をしてください。

たとえ見せかけでも構いません。

子どもが努力しているときだけでもいいので、いっしょに子どもと努力をしてください。

 

もし、そんな面倒くさいことはできないとおっしゃるなら、子どもが立派な行動ができないのもやむを得ません。

子どもがどういう行動をしようが、「まぁ、私の子だしな」と納得してくださいね。

それを理不尽に叱るなんて真似は止めてください。

 

まぁ、そんなことをすれば子どもも親を見限りますから、親を反面教師にして立派な行動をしだすかもしれませんけどね。

ただ、そのときは親の言うことを子どもが聞くことはないでしょう。

子どもは反抗しますが、立派な行動をしているのだからアリなんですかね?

 

長年塾講師をしていると色々な親子に出会います。

大概は、子どもが立派だと親も立派なんですよ。

その親の行動は本当に尊敬に値するものなんですよ。

 

立派な行動をしてください。

それが子どもを立派に育てることにつながりますから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。