高校入ってから1年後くらいに知る現実・・・

とある高1生にこう質問しました。

「高校入ってから1年くらい経つけど、高校の大変さがわかったでしょ?」

その子は元気よく「はい!!」って答えていました。

 

この子は勉強のやる気がある子です。

テスト前もしっかりと勉強してはいるんですが、あまりテスト結果が芳しくないんです。

努力の割に成果が出ていないんですよね。

 

でも、それって誰しもが同じで、努力をしても成果が出ないのは、単に努力が足りないからなんです。

そもそも中学と高校では同じ定期テストでも、その範囲は全然異なります。

 

中学のテスト範囲を「1」とすると、高校のテスト範囲は「2~3」くらいになるでしょうか?

しかも、中学は5教科が主流でしたが、高校では5教科が細分化され、8科目とか9科目とかの問題が出されるんです。

 

ちなみに、これは技能教科を省いています。

技能教科まで入れると10科目は超えるでしょうね。

 

中学と高校の違うところは、テスト期間の長さです。

中学は2日でテストを終えますが、高校は3~4日かけてテストを行います。

一日のテストは2~3教科程度で、午前にテストが終われば、午後は帰宅してテスト勉強をしてもいいことになっています。

 

テスト期間が長くはなっていますが、それだけでは埋められない程に中学と高校での勉強範囲は異なるのです。

それを知らずに中学と同じように勉強していても、高校では太刀打ちできないんです。

 

しかも、苦労せず中学で定期テストの点数がとれていた子は地獄です。

高校でも中学生のころと同じように、ほとんど勉強しないでテストに臨みます。

しかし、中学ではそれでなんとかなっても、高校ではそうはいきません。

 

成績が思うようにとれず、だからといってどうやって勉強したらいいのかがわからず、底辺まで落ち込んでしまうんです。

しかも、プライドだけ高い残念な子もいるので、そういう子はどんどんこじらせてしまうんです。

 

一度、底辺まで下がってしまうと、浮上するのは大変になってきます。

上位層は努力の仕方を知っていてガンガン勉強してますからね。

底辺の子の生半可な努力では上に追いつくことができないのです。

 

「高校は大変である!!」と知って高校に進学するのと、中学の延長線だと考えて進学するのとでは、その結果は異なります。

もちろん、前者の方が失敗はしません。

 

私が言いたいのは、中学と同じだと思って高校に進学するなよということです。

何のために勉強を頑張って進学したのか、それを忘れずに高校も頑張ってほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。