入試で100点満点は狙ってはダメ!!

ある程度点数が伸びてくると、100点満点をとろうとしてしまうのは仕方のないことだと思います。

しかし、満点を狙おうとすると、一つのミスも許せなくなるので、ムダに時間を使ってしまう場合があります。

 

特に数学の問題などは、問題の途中で難問などを入れてきます。

出題者が意図的にその場所に難問を入れてくる場合もあり、その罠にはまってしまうと時間が足りなくなるという現象が起こってしまうのです。

 

問題全体を見渡せば、簡単に解くことができる問題が後ろに控えています。

その問題を解くことなく、時間切れになってしまえば、合格点をとることすらできなくなります。

 

ある程度は諦めることも大事で、問題の取捨選択ができないと時間内に問題を解くことができないのです。

 

これは英語や国語でも同じです。

すべての問題を解こうとする心意気は素晴らしいのですが、時間切れによって簡単な問題を解かずに終わるのはかなり残念なことなのです。

 

ある程度まで点数が伸びたのに、そこから点数の浮き沈みが起こる子というのは、そういう現象に陥っている可能性があります。

最近ではある生徒が、普段は80点近くとってくるところ、50点くらいしかとれなかったことがありました。

 

その子に私は「満点をとろうとしているでしょ?」と問いかけると苦笑いをしながら「はい」と答えていました。

80点もとってしまえば、後は残りの20点をどうとるかになってきます。

この子は常に高みを目指している子なので、どうせなら満点を狙おうと考えてしまったんでしょうね。

 

ただ、大事なことは合格点をとることですから、少々のミスは許してあげないといけないのです。

欲張りすぎて合格点に満たない点数をとってしまえば、悔やんでも悔やみきれませんからね。

 

とはいえ、これはある程度高みに登った子が陥るミスです。

点数を上げなきゃと思っている子はまだこの悩みはないでしょう。

まだまだ伸び代がある子はとにかく点数を上げるために勉強をしましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。