勉強ができるできないを才能のせいにしてはいけません。
もちろん、才能がある人は勉強が得意になりやすいのでしょう。
ですが、ただそれだけです。
勉強ができるできないは、勉強をやるかやらないかで決まります。
このことは、スポーツでなら想像できるかと思います。
例えば、サッカーのリフティングです。
これこそ、それなりにできるようになるためには、毎日練習するしかありません。
毎日ボールをいじって、足首を柔らかく扱えるようになるまで、何度も練習するしかありません。
バスケならシュートやドリブル・・・
バレーならレシーブにサーブ、スパイク・・・
吹奏楽なら、楽器の吹き方です。
こういうスポーツなら、毎日練習することの偉大さは想像しやすいと思います。
基本的にスポーツでの理論は勉強にだって活かせるんですよ。
勉強にだって基本的な型があります。
まずは、勉強する姿勢、そして鉛筆の持ち方、字の丁寧さ、暗記の仕方、理解の仕方など、勉強の必要な要素を数え上げたらキリがありません。
これらはすべて、最初からできるものではないんですよ。
とはいえ、これらのほとんどは家庭で指導できるレベルです。
別にこれを学ばせるために塾に通わせる必要もなければ、学校に任せることもないのです。
子どもの勉強において、親はかなりの貢献を果たすことができます。
むしろ、幼少期は親がしっかりと指導してあげないといけません。
ペンの持ち方や字のきれいさは、親がどれだけ子に干渉しているかがわかる物差しです。
箸の持ち方や食事の仕方は指導したでしょう?
であれば、勉強の基本だって指導しなくてはいけないんですよ。
勉強は自然とできるようになると考えている人が多すぎです。
勉強をなめないでいただきたい。
勉強だってきちんとしたやり方がある以上、それを指導しなくてはできるようにはならないんですよ。
では、どうすれば勉強できるようになるのか。
それはスポーツと同じです。
毎日毎日欠かさず基礎練習をさせればいいんです。
30分から始めて、1時間・・・2時間と勉強時間を増やしていきましょう。
これを最低でも半年は必ず毎日続けましょう。
そうして、勉強は習慣化されていくのです。
ここまでやって初めて勉強はできるようになってくるのです。
ちょっと頑張ったところで、スポーツはうまくならないでしょう?
勉強だって同じなんですよ。
勉強ができるようにするために、塾に入れるのではなく、まずは家庭でできることから始めましょう。
家でできるだけ頑張ってそれでも手に負えないなら塾という教育専門機関に任せましょう。
とはいえ、塾に入れたら終わりではありませんよ。
家庭での学習がない子はそれでも成績は伸びませんからね。
一番大事なことは家庭での過ごし方です。
勉強をどうにかしたいなら、家での過ごし方から改善してくださいね。
それでは、今日はこの辺で。