志望校を上げる子たち。

今年度の中3生の中には、2人ほど志望校を上げた子がいます。

もともとは違う高校を志願していましたが、1人は勉強を頑張りたいと上を目指し、1人は心変わりして上を目指すこととなりました。

 

まぁ、まだ志願先を確定するまでは時間があるので、どうなるかはわかりませんけどね。

とりあえず、今の段階で志望校を上げてきたんです。

 

ちなみに、1人の子は先日私に言ってきました。

その日塾に来たその子は、席に座らずに直接私のところに来ました。

 

緊張した顔で私に話してきたその子・・・否定されるとでも思ったんでしょうか。

「○○高校に志望校を変えます」と言ってきました。

私はあっさりと「うん、いいんじゃない。」と言いました。

 

基本的に私は生徒がどこの高校に行こうが関与しません。

質問があれば対応はしますが、よっぽどのことがない限りは、志望校に口出しはしません。

だからこそ、この子が上を目指すことにしても何もとがめないのです。

 

この子のことを話しておくと、実はもともと優秀な子で、前の志願校は余裕で合格できるレベルだったんです。

だからといって、勉強の手を緩める子ではありませんでした。

私に怒られながらも腐ることなく、ここまで頑張ってきた子だったんです。

 

だからこそ、私は少々もったいないなと思っていました。

とはいえ、私は生徒の志願先には口出ししませんから、放っておいたんです。

 

ちなみに、なぜ私が志願先に対して口出ししないのかは、生徒本人が行きたいと思うことが何より大事だと思っているからです。

周りから勧められて進学しても、それは自分の選択ではありません。

それでも納得しているのであれば問題はありませんが、納得していなかったら大問題になってしまうのです。

 

進路を自分で決めないとどうなるかというと、それを勧めてきた人を恨むことになるんです。

自分は別に行きたくなかった!!と後で文句を言われても誰も幸せにならないですよね?

そういうトラブルを避けるためにも、志願先は自分の意思で決めさせた方が良いんです。

 

その代わり自分が行きたいと言っている以上、それなりに頑張ってもらう必要はあります。

そして、もし不合格になったとしても、それは自分の努力が足りなかったからだと思ってほしいのです。

 

2人の生徒はここまで勉強を頑張ってきた生徒です。

どこがで手を抜いていたら、志望校を上げるなんてことはしなかったでしょう。

自分で努力できる子は、やっぱり偉大ですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。