中学生が進学校への進学を望むのは、大学に進学したいからだと思います。
たまに、例外はいますが、進学校に行ってまで大学を目指さないことはないと思います。
であれば、わかっていてほしいことがあります。
それは、中学の問題が解けなければ、高校の問題は解けないということです。
そもそも高校の勉強内容が簡単になっていくと思いますか?
中学で習っている内容よりはるかに専門的な知識を習い、膨大な知識を覚えていかないといけないんです。
それを、今と同じ勉強時間で成し遂げられるわけがないのです。
私は高校の勉強内容は、単純に中学の3倍以上だと思っています。
数学だけでも数Ⅰ・数A・数Ⅱ・数B・数Ⅲに分かれているんです。
文系・理系で習う範囲は違うものの、一つの教科だけでもその分野は5分野に分かれるわけです。
その量を乗り越えて始めて有名大学に進学することができるのです。
高校時代をエンジョイしている子が、いきなり○○大学に行きたいと言ったって、もう遅いんですよ。
高3から受験勉強を始めて、うまくいく子というのは極端に才能があるか、もしくはコツコツと勉強している子だけなんです。
たまにテレビとかに出てきたり、本を出版している成功者なんて一握りの人だけです。
それを真似しようとしても、そんなのうまくいくわけがないのです。
そもそも短期間に成果をあげる人というのは、賢いんです。
自分が今何をしなくてはいけないのかが分からない人は、絶対に真似はできません。
日常から面倒くさいことは避け、どうやったら効率よく成果が上がるのか、それを常日頃から考えつくしているものだけが、そういう偉業を達成することができるのです。
勘違いしてほしくないのは、進学校に行ったから自分の希望する大学に行けるわけではないということです。
その高校の上位30%、欲を言えば10%位内にいないと、自分の希望する大学に進学することは叶わないでしょう。
高校は自分と同じ実力を持った子の集まりなので、そこでそれだけの順位をとろうとするのは大変なことです。
それこそ、毎日コツコツ勉強して努力しないと、勝てるわけもないんですよ。
夢を見ることはいいことです。
ですが、その夢に挑戦するだけの努力ができない子はその夢を達成することはできないでしょう。
まずは、中学生時代にできない問題をなくしましょう。
とことん考えて分からなければ、人に聞いてでも理解をしましょう。
そういう一つ一つ乗り越えることが、本当に自分が希望する進路につれていってくれるんですよ。
それでは、今日はこの辺で。