中3生は毎月のように実力テストを受けています。
その結果に一喜一憂して受験に向かっていくわけです。
では、この成績は順調に上がっていくものなんでしょうか?
答えは否です。
成績というのは、波があるものです。
良いときもあれば悪いときもあるのです。
悪いときは「もっと頑張らなきゃ」と反省すればよく、良いときは「いい気になってはダメだ」と自分を戒めればいいのです。
そもそも波があるのが当たり前なのですから、成績が悪くても必要以上にくよくよすることはありません。
では、波があるのはいいとして、その波をどうしていけばいいのでしょう。
ちなみに、この波をゼロにすることはできません。
波がゼロになるのは理想ではあるのですが、そんなことはそもそもできません。
ゼロにするのではなくて、波を抑えていくのが正しいのです。
上がっても下がっても幅が小さく、安定感を持つようになれば、入試本番の予想も立てやすくなるでしょう。
そもそも波というのは、その日の生徒のコンディションにも関わってきます。
健康管理をしっかりとしておかないと、テストでベストなパフォーマンスはできないでしょう。
勉強を頑張りすぎて睡眠不足な状態で試験に臨んでも、力を発揮することはできないのです。
だからこそ、健康管理までしっかりと行うのも受験勉強の一環といえるのです。
そして、波を抑えていくためには、実力テストの復習を行うしかありません。
自分はどこができて、どこができなかったのかを分析し、特にできなかった問題の復習を多めに行い、次の実力テストで間違えないようにしないといけないのです。
弱点となっているところを克服しないままだと、波は抑えられなくなります。
そして、成績の上昇も望めなくなり、志望校合格が苦しいものとなってしまうのです。
きちんと正しい勉強をしていけば、右上がりの波ができあがります。
波はあったとしても、少しずつ向上していく波が理想なのです。
受験生が目指すべきはまさにその波です。
そういう波が形成できれば、受験勉強はうまくいっていることになるでしょう。
それでは、今日はこの辺で。