順位付けはキツいけど大事なこと。

中3生は水曜日は毎週確認テストを受けています。

その確認テストは、その日までに課されられた課題の範囲が出題されます。

その範囲をどれだけ勉強をしているかで、点数は変わってくるわけです。

 

そして、その点数は順位付けされます。

中3生の人数がある程度いないと順位付けはしないんですが、一定数いた場合は順位付けをすることにしています。

 

つまり、中3生はこのテストで毎週のように順位付けされているわけです。

順位の上がり下がりはその子の努力の度合いを示しています。

上がれば周りの人よりも頑張ったことがわかり、下がれば周りよりも頑張っていないことになります。

 

もちろん、ミスなどで点数を落とすこともありますが、ミスをするかどうかも努力の成果と言えなくもありません。

努力している子は、どこでミスりやすいのかも分かっていますので、テストでミスをすることはないのです。

 

実は、この順位付け、生徒によってはかなりのプレッシャーを与えることとなります。

特に上位にいる生徒は、この順位付けを気にします。

下がるのを嫌がり、下がったら下がったでへこんでしまいます。

 

順位付けをしている狙いもそこにあるので、私としては心は痛いですが、生徒にそこを乗り越えてもらいたいと思っています。

ただ、その順位付けも毎週行われてくると、それに慣れてきます。

 

最初の頃は、順位が下がったらショックなのでしょう。

しかし、徐々に慣れてくると、そのショックにも慣れてくるのです。

ということは、ちょっとした失敗にもへこたれなくなってくるのです。

 

心が強くなっていくのでしょうね。

順位付けを気にするというのは、心には負担でしょうが、それも慣れてしまえば大したことではないのです。

 

実は先日の保護者面談で、とある生徒の保護者様からこのような言葉をいただきました。

「順位付けをされると最初は子どもがショックをうけていたので、私も嫌だったんです。ただ、子どもがこの順位付けをバネに頑張っている姿を見て、今では順位付けに感謝しています。」と(※保護者の方の会話を要約)

 

自分を強くしていくのに、傷つくことから避けてはいけないんです。

骨折をすると、修復したときに骨が強くなるというのは有名な話だと思います。

少々傷ついても修復さえできれば、問題はないんです。

 

とはいえ、全員が順位を意識している感じはないですね。

もっと意識をしてほしい生徒はいますけど、それはその生徒の性質なのですから仕方のないことなんでしょうね。

 

私は生徒の成績を上げるのが仕事ですから、全体的に成績が上がるための施策もどんどん実行していこうと思います。

 

 

それでは、今日はこの辺で。