中学生だろうが、高校生だろうが、成績を上げようと努力をしない子の成績は上がらないです。
それは塾に入っても変わらないです。
たまに、塾の授業を聞くだけでとか、授業の演習だけで成績をちょっと上げる子はいますが、そんなのは塾を辞めた途端に下がってしまう代物です。
真に成績を上げるというのは、自分の意思で成長しようと努力したものだけです。
例えば、塾の授業で生徒に問題の解き方を指導します。
その場では理解して問題も解けるようになったとしても、それから何もせずに放置したとしたら、せっかく理解したこともすべて忘れてしまいます。
結局、次の週も同じ授業をやるはめになり、一回分の授業をムダにしてしまったということになります。
これが続いていくと、塾に通っていても成績は伸びないとなってしまい、終いには成績が上がらないのは塾のせいというメカニズムが生まれてしまうのです。
逆に授業内容をしっかりと復習していたとしたらどうでしょうか。
授業で理解したことを使って問題を解く・・・この作業をきちんとやっておけば、次の授業でも理解した内容を覚えておけるでしょう。
そうすれば、授業毎に知識は積み重なり、徐々に成績が伸びてくるようになるのです。
塾で習ったことをしっかりと復習するかどうかは、生徒のやる気に左右されます。
どれだけ塾が「やりなさい」と命令したとしても、生徒自身のやる気がなければ意味はないのです。
仮に宿題の問題を解いて、授業の復習をしたとします。
しかし、そのやり方がいい加減で、最悪、答えを写していたらどうでしょう。
思い出すことも放棄し、理解したことを覚えておこうともしない・・・
そんな状態で宿題をやっていたとしても、理解が深まるはずもありません。
結局は塾に通っているのに、成績が上がらないという状態が続いてしまうのです。
塾に入るということは、成績を上げるためなのでしょう。
しかし、せっかく塾に入っても成績が上がらなかったら、それはお金のムダと言ってもいいのかもしれません。
成績をあげるかどうかは、塾がどうこうよりも生徒自身のやる気の問題なのだと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。