うちの中3生には課題を出しています。
生徒たちはその課題を一週間かけてじっくりとやってくるのです。
それを塾が配布している課題ノートにやってきて、水曜日に提出して確認テストを実施しています。
私は生徒のノートを確認し、そのノートにコメントを書いて返却しています。
そのコメントは1人1人の生徒に向けてのものです。
激励のコメントもあれば、叱咤のコメントもあります。
そのコメントを読んで生徒が何かを感じ取ってくれればいいですが、まぁそれは千差万別です。
コメントを読んだあとに劇的に変わる子もいれば、全く意に介さずという子もいます。
どちらがいいのかはハッキリしていて、変わる子の方が成績は上がりやすいです。
必要に応じて私もコメントを書いているので、その生徒に必要なアドバイスがそこにあるわけです。
それをじっくりとくみ取るのか、無視するのかで、その生徒の今後がわかるんですよね。
さて、本題に。
このように課題ノートを見ていると、生徒ごとに特徴があることがわかります。
単純に量だけ見れば、勉強をやっている子とやっていない子の差は2倍から3倍にも及びます。
例えば、成績が上がっていない子は、5ページくらいしか課題をやっていません。
一週間ですよ?
それだけの期日があって、5ページは少なすぎます。
家庭学習のノートにもやりました!という子もいるので、一概に課題ノートだけを見て判断はできないのですが、明らかにやってきている量が少ない子はいるのです。
もちろん、その子の課題テストは悪いです。
順位はいつも最下位あたりでうろうろしています。
一方で、上位陣はノートのページ数は圧倒的です。
大体20~30ページでしょうか。
それでも違いは存在するのです。
同じページ数でも、中がスカスカな子とぎっしりと書き込む子とがいるのです。
そこでも差が出てきます。
中がスカスカな子は最上位には上がれません。
しっかりと点数をとることができていないのです。
うちの最上位の子は、ノートのページ数がかなり多く、しかもその密度が高いのです。
ぎっしりノートに問題を解いて、メモ書きや図表まとめもしっかりとやっています。
やる気がそのノートのページに表れているようです。
成績を上げたいと全員が思っていたとしても、その温度差は激しいです。
そして、結局、量をこなしている子が勝つようにできているのが勉強です。
単純に、勉強量は成績に比例しますからね。
成績を上げたいと口だけ言っても行動を伴わないなら意味はありません。
量をこなしましょう。
まずはそれだけ重視するだけでも、成績は上向いてくれますよ。
それでは、今日はこの辺で。