平均下の成績から、平均上の成績へ。

今年の中3生は黄金世代だと何度もここで書いています。

確かに上位層は学校でも上位をとっているので優秀です。

ただ、最近は伸び悩んでいる子が多いのが残念ですね。

 

上位の子というのは、伸びしろがほとんど残されていません。

上乗せできる点数自体がもう少ないのです。

 

例えば、普段70点をとっている子は、もう上がられる点数が30点しか残っていません。

そして、この30点というのは、難問ばかりなんです。

 

基本的に実力テストレベルのテストは、7割が基礎問題でできていますからね。

基本をしっかりと理解しておけば、70点までは普通に伸びるのです。

しかし、そこから80点、90点にするのは至難の業なんです。

 

それこそ、毎日難問ばかり解いていないと、テストレベルの難問に答えられないんです。

とはいえ、基本もおろそかにはできませんから、上位の子達は今まで以上に頑張らないと点数が上がっていかないんです。

 

一方で、点数がそこまで高くない子は、容易に点数を上げることができます。

点数が低いのは基本ができていないだけですからね。

基本問題を頑張っていれば、おのずと点数は上がっていくんです。

 

そんな中、今回の夏期講習の業者テストで偏差値が50を超えた子が2人出ました。

偏差値が50を超えたというのは、平均を超えたということです。

今までは平均以下の点数しかとれていなかったのに、このテストで平均以上の点数がとれるようになったのです。

 

これは、この子達がしっかりと基本レベルの問題を理解していったから起こった結果です。

なかなか夏だけで成果は出ないのですが、この2人は今まで以上の頑張りで勉強していましたからね。

ここまで早い結果が出てきたのでしょう。

 

とはいえ、それだけでは理由が足りませんね。

ここまで上がってきたのは、周りの子が優秀だったからでしょう。

 

人はその集団のレベルが上がれば上がるほど自分を高めることができます。

周りがしっかりと勉強をしているのですから、自分が手を抜くわけにはいかないのです。

だからこそ、自分を高めることができたのでしょうね。

 

この世代は、下位の子ですら、もう鹿島高校に合格できるレベルに来ています。

秋から冬にかけて受験勉強は本格化していきますが、この子達ならきっと乗り越えることができると思います。

これからのさらなる成長が本当に楽しみです。

 

 

それでは、今日はこの辺で。