ずっと頑張っている人というのは、自分が成長しているかどうかを気にします。
端から「頑張っているね」と褒められても、自分が成長していると確認できなければ満足できないのです。
では、成長というのは、どう確認すればいいのか。
簡単な方法は、「数字」を確認することです。
数字は過去の自分と比較できる唯一のものです。
過去のテスト結果と、今回のテスト結果を比較すれば、一発で成長しているかがわかるでしょう。
とはいえ、単に点数を比較しても意味はありません。
テストの点数というのは、難易度に影響を受けるからです。
問題が易しければ点数はとりやすく、問題が難しければ点数はとりにくい・・・
単に点が上がったからといって、問題の難易度が下がっていての結果なら成長しているかどうかは判別できません。
では、どの数字に注目すればいいのか。
それはやはり「順位」でしょう。
順位は相対的な評価ですので、難易度に左右されません。
順位が上がれば周りよりも頑張っていることになり、順位が下がれば周りより頑張っていないことになるだけなんです。
そもそも周りよりも頑張っているという評価こそ、自分の成長の証ですからね。
頑張ることができるというのは、それだけで十分に評価に値するんですよね。
とはいえ、それを数字で見ないと、成長しているかどうかまではわからないんです。
だからこそ、自分の成長を認めてあげるためにも数字をチェックするのはとても大事なプロセスなんです。
そして、人は成長を感じ始めると、今までの努力がムダではなかったと思い始めます。
そうなると、さらなる努力を重ね、さらなる高みを目指し始めるのです。
ただ、これは上昇志向があってこその話なので、そもそも上に上がろうという気がなければ何も感じないでしょう。
とはいえ、人は認めてもらうことに飢えていますので、周りからの賛辞には素直に喜ぶでしょうけどね。
要はよいタイミングで褒めてあげることも大事なことと言えるのです。
ちなみに、点数の微増が続いたり、変化がなかったりしたら、自分の成長を疑うこととなってしまいます。
そうなると、数字では判断がつきませんので、数字ばかり追っかけても意味はありません。
であれば、どうしたらいいのか。
それは、自分に近い人に評価をお願いするのです。
家族はもちろんのこと、学校の先生、塾の先生、先輩、友達だっていいと思います。
自分は成長できているのかどうか不安になったら、自分をよく見てくれる人に評価を求めるといいのです。
自分に近しい人が「うん、成長しているよ」と言ってくれればそれを素直に信じればいいと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。