とある高校生に毎日自習をするように指示していました。
この子の目標を考えると、そのくらいやらないとダメ・・・
受験生になるまでに、最低でも勉強の習慣が身につかなきゃ、大学受験は絶対に受からない・・・
そう考え、その生徒には毎日自習をしてそれをLINEで報告するように指示しました。
ですが、まぁ続かない・・・
何度も「頑張ります」という言葉を私に言い、最初は頑張るものの3日と経たず断念する・・・
1週間も続かない様子を見て、私もかなりイライラしていました。
その子の授業の度に説教・・・「やる気がないなら辞めちまえ!!」とも言いました。
ですが、「やります、頑張ります」の一言・・・
そして、最初だけ勢いが良く、それが1週間続かないんです。
もう私も「この子には無理かな・・・」とそう思うようになりました。
そうこうしているうちに、その生徒の保護者面談となりました。
私は今の現状を伝え、保護者様の意見を聞いていきました。
すると、家でも同じようなことの繰り返しなのだそうです。
家でも威勢のいいことを言っては、やるのは最初だけ・・・
三日坊主すらできず、次の日には言っていることと真反対のことをやっているそうです。
そりゃそうですよね。
塾の指示が守れない子が、家での指示を守っているはずもないんです。
それでも生徒の目的を達成させるためには、なんとかして勉強させるしかない・・・
ここで保護者の方にお願いしたのですが、勉強の習慣を身につけるべく、勉強時間を確定させ、その間スマホを預かってもらうことにしました。
まるで小学生や中学生の保護者にお願いするようなことを高校生の保護者にお願いしたのです。
ですが、これは間違いではなく、高校生なんて所詮は子どもなんです。
自立ができずに、自分で決めたことすら守れないなら、しつけし直すしかないんです。
ということで、塾と家庭が協力してその生徒の管理をすることとしました。
それから3週間が経ちました。
その日からその子は毎日きちんと勉強して、私に報告LINEを送ってくれています。
その高校生の授業は週に1日ですが、会う度に表情が明るくなってきている気がします。
きっと毎日勉強すること、自分の言ったことを続けることで、自信がついてきたのでしょう。
やればできるのだと・・・
そして、この間、この子が「毎日の勉強に慣れてきたので、もう少し勉強時間を伸ばそうと思う」と言ってきました。
良い変化が起こり始めましたね。
今後はどうなるかはまだ分かりませんが、今のところ順調にいけていますね。
子どもは怠け者なのが普通です。
私も高校時代、怠け者でしたからよくわかります。
ですが、それを放置していても何も良いことは起こりません。
家庭で何とかできるなら、家庭で何とかしましょう。
そのときは家族全体で、その子をどうしようかを決めてください。
決して母親だけで子どもに立ち向かわないでください。
ぜひご両親の力を合わせて子どもに対応してくださいね。
子どもの目標が高ければ高いほど、しっかりとやるべきことはさせないといけないんですよ。
それでは、今日はこの辺で。