極限までの忙しさを味わえば、今後来る困難を怖がる必要はなし。

昨日とある中3の生徒が珍しく泣き言を言っていました。

「先生、総体の練習にテスト勉強・・・もう限界です・・・」と。

 

確かに総体が近いこの時期に練習が緩くなるはずもなく、部活の練習と勉強の両立はかなり難しいとは思います。

ただ、この極限まで忙しい状態を経験してしまえば、今後の困難は容易に乗り越えられるでしょう。

 

私はこの生徒に「今は大変だけど、部活引退したら勉強に専念できるから心配しなくていいよ」と返しました。

なぜこのように返答したかというと、この生徒は別に勉強が嫌というわけではなく部活も勉強もどっちも頑張りたい子だからです。

 

この子は部活の練習も手を抜くことはできず、思いっきり勉強できないこの状況が嫌だったんです。

ここまでの闘志がある子なら、今後の受験勉強も必ず乗り越えることができます。

 

以前にもこの子のような闘志あふれる教え子に出会ってきましたが、その子達の頑張りはすさまじいものでした。

きっとこの子もそういう先人と同じ道を歩んでいくと思います。

 

中3生にとって、この時期は定期テストや実力テストがありながら、総体を目指していかないといけません。

しかし、部活が忙しいからといって勉強で手を抜いてしまうのは、もったいないことなんです。

 

人は忙しさに慣れないと、自分の限界を超えて頑張ることはできません。

ちょっとキツくなるとすぐに逃げだしたくなってしまうのが、人の性なんですから。

 

例えば、キツい部活に所属している子と、ゆるい部活に所属している子ではどちらがより勉強をするようになるでしょうか。

答えはもちろん前者の子です。

 

キツい部活に所属している子というのは、練習に忙殺されます。

その中で勉強も頑張っている子は、かなりキツい状況におかれていることとなります。

限界ギリギリまで体を壊すことなく、忙しさと正面切って戦った子は、かなりの耐性を身につけることができるのです。

 

人生には限界ギリギリまで頑張らなきゃいけない機会が巡ってくるものです。

そのとき、その子が逃げ出すのかどうかは、意外と学生時代の過ごし方で決まってしまうものなんです。

 

子どもを甘やかす、やることはきちんとやらせましょうね。

世の中には限界ギリギリまで頑張っている子がいるのです。

そういう子に勝つためには、自分も同じ境遇に身を置く必要があると思いますよ。

 

もちろん、ブラック企業などで体を壊しながら頑張るのは間違っています。

限界を超えるといっても、それは夢を目指しているからできることですからね。

 

体を壊してまで努力しなくては手が届かないというのは、自分の許容を越えています。

そこははき違えないようにお願いしますね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。