数学の計算過程を見ていると、どこでつまずいているのかがわかる。

うちの塾生には必ず計算の過程を書くように指導しています。

まぁ、数人逆らう子がいますけどね。

暗算でやってしまって、計算過程を書かない子が・・・

 

そういう子には、暗算でやるなら間違えるな!!と言うんですが、やることやっていないから間違えるんですよね。

結局、私が計算過程全体をホワイトボードに書き、こうやって書けば簡単に計算ができるんだと見本を見せますが、それでも書くようにはならないんですけどね。

 

そういう子は、基本的に100点はとれません。

なぜなら、自分がどこでミスっているのかがわからないから。

計算過程をきれいに書くことは正解率を高めることにつながるんです。

 

うちのトップクラスの成績をとっている子は、まぁきれいに計算過程を書きますよ。

その子こそ、暗算でほとんどの問題が解けるはずなのに、きちんと計算過程を書いていくんです。

 

実際に何回も100点をとっていますし、時間をかけて確認していますし、褒めるところしかないんですよね。

ということで、計算過程をきちんと書けるようになれば、正解率は必ず上がるんです。

 

とある中学生がいます。

その子は計算が苦手といって塾に入ってきたのですが、今ではスラスラ計算を解いていきます。

 

まぁ、きれいに計算過程を書くんですよ。

止まることなく、スラスラ計算していくんですよね。

 

で、その子の丸付けをするときは、計算過程を追っかけるように見ていくんですけど、きちんと計算過程が書かれているからどこで間違っているのかが一目瞭然なんです。

 

計算過程の一部をさして、「ここでこう考えるのは間違っているよ。こうしたらいいと思うよ」と指摘して、その子に再度解かせます。

そのように修正して計算の考え方を植え付けていくんです。

 

そうすると徐々にですが、計算が頭を使わずともスラスラ解けるようになるんです。

どれだけ苦手だったとしても、計算はできるようになるんですよね。

 

ですが、計算過程を書いていないと、私も指摘ができません。

推測して間違っているポイントを指摘することもありますが、それでも書いてあるのと書いてないのでは、指摘の精度も変わってくるのです。

 

計算はしっかりと過程を書きましょう。

そして、どこで間違ったのかを確認するようにしましょう。

それをきちんと行っていけば、計算はできるようになってくるんですよ。

 

計算は数学の基本です。

計算問題が茨城県の入試問題から消えましたが、数学を理解する上では計算は避けて通れません。

 

計算を習うのは1学期です。

しっかりと練習をして、息をするかのように計算ができるようになっていきましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。