勉強の濃度を濃くすればするほど成果は上がるもの・・・

成績を上げるためには、中途半端に勉強していてはダメです。

せっかく勉強しているのに、成績が上がらないのはつまらないですよね。

 

例えば、二人の子が毎日2時間勉強していたとします。

Aさんはその日の宿題を終え、その後家庭学習で日頃から気になっていた教科の復習をし、最後は英単語を暗記して終えました。

 

家庭学習のノートを見るとびっしり書き込んであります。

ノルマは見開き1ページですが、見開き2ページにもなっています。

 

一方、Bさんですが、まず宿題に取りかかります。

ですが、ほとんどが空白なまま進めていきます。

丸付けをしながら、空白を赤ペンで埋めていきます。

 

その後残り時間は家庭学習として、漢字練習と英単語練習でノートを埋めます。

ノルマは見開き1ページなので、その分を埋めたら終了です。

書いてある字は大きく、ノートに数行しか書いてありません。

 

さて、同じように2時間の勉強をしているわけですが、中身はまるで違うわけです。

ですが、曲がりなりにも二人とも2時間の勉強をしているわけです。

ということは、二人に勉強しているかを質問したら、「勉強しているよ」と答えるわけですね。

 

しかし、テストの点数は雲泥の差になります。

Aさんはかなりの高得点をとってくるでしょう。

濃い勉強をしているのですから、それだけ成果をあげてくるのです。

 

一方でBさんは悲惨な点数をとってくるでしょう。

そして、そこで不思議に思うのです。

毎日勉強しているのに、何でこの子は点数がとれないのだろうと・・・

 

このように勉強の中身を見ないで、勉強しているかどうかだけで判断するのは大変危険なのです。

私がよくブログで子どもの勉強ノートを見てほしいと勧めるのはそういうわけなんです。

 

これは二人の意識の差で生まれるものです。

Aさんは点数を上げるために勉強していて、Bさんは勉強をやれと言われているから勉強しているに過ぎないのです。

せっかく同じ時間を犠牲にしていても、AさんとBさんの差はどんどん広がってしまうんですね。

 

勉強はその子のやる気に関わってきます。

やる気の部分を蔑ろにした状態で、いくら子どもに勉強させても、成果は生まれてこないんですよ。

 

せっかく勉強させているなら、子どものやる気の管理もしてみてくださいね。

どうして勉強しなくてはいけないのか、将来どうしたいのか、どういう気持ちで勉強すべきなのかなど、いろいろと親子で話し合うことが大事なんですよ。

 

頭ごなしに「勉強しろ!!」と言い続けても、何の意味もないんです。

ぜひ子どものやる気を上げられるような会話をしてみてくださいね。

そうすることで、勉強の成果は2倍にも3倍にもなりますから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。