最初が肝心なのは勉強でも同じことなんです。

中学に上がると、テストの結果に順位がついてきます。

その順位を見て、自分の立ち位置がわかるのです。

ただ、ひとえに順位といっても、母数によって評価が変わります。

 

例えば、学年の人数が200人いた場合に10位以内をとるのと、学年の人数が100人足らずで10位以内をとるのとでは、前者の方が優秀であることが分かると思います。

 

こういう場合は、上位10%と考えてあげると評価に違いがなくなります。

学年の人数が200人なら20位以内、人数が100人なら10位以内というのが10%位内ということになるからです。

 

これは高校であっても同じことです。

学年の人数によって順位の評価は変わってくるのです。

そこを見過ごすとせっかく良い順位なのに、良い評価が与えられないなんてことになりかねません。

 

とはいえ、上位にいれば問題はないのです。

上位にいる人たちはその順位をキープしようと行動し始めます。

中位に落ちると恥ずかしいと感じるからです。

 

では、一方で中位の子たちはどうなのでしょう?

こういう子たちは勉強へのモチベーションがあまりありません。

下位ではないんだからいいではないかと、現在の自分の立ち位置に満足します。

 

中位の子達の目線が下を向いているからこういうことになるのです。

自分より劣る子がいると、人は安心します。

そんな安心できる場所にいるのに、わざわざ努力して上を目指そうとも思わないのです。

 

たまに中位の子たちの中で上位に上がってくる子がいますが、こういう子は何かきっかけがあったのだと思います。

例えば、上位の高校に行きたくなった・・・とか、自分のなりたい職業が学力がないとダメだったり・・・とか、周りにライバルが現われたり・・・

 

何かがきっかけとなって、勉強のモチベーションを上げ、上位まで上がってくる子はいるんですよね。

私も何人もそういう子を見てきていますし、子どもの変化は劇的に起こるものですしね。

 

ただ、そういうきっかけがあって勉強を頑張ってもなかなか上位に上がれない子もいます。

そして、そういう子は自分には乗り越えられない壁があるのだと勘違いを始めるのです。

どれだけ頑張っても上位に勝てないとなれば、心が折れてしまうのも仕方のないことでしょう。

 

しかし、そんな可能性は大概間違っているんですけどね。

意外と頑張り続けていると上位に勝てたりするんですよ。

ま、そんなこと当人に言っても信じたりはしませんけどね。

 

このように中位に居続けること自体はいいことはないのです。

であれば、最初から上位にいた方がいいのです。

 

実は最初のテストというのは簡単に上位に行けるものです。

ということは、最初のテストで上位に行けるなら行った方がいいのです。

そして上位にいることができれば、その後はそれをキープするだけでいいんですよ。

 

タイトルの最初は肝心というのは、最初のテストのことを指しています。

そのテストで良い結果を残すことで、今後の流れを良いものに変えることができるのです。

後から頑張ろうというのは、どんなときでもダメなんですよ。

 

目の前でやれることを丁寧に真剣にやっていく・・・それが早めにできれば効果は絶大なんです。

 

今は高校の定期テスト時期です。

そして、来月は中学の定期テスト時期になります。

しっかりと準備をして、上位に入ることをオススメしますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。