とある中3生から「先生、もうそろそろ毎日塾に来て勉強しようと思うのだけど・・・」と言われたので、「えっ、早くない?」と答えてしまいました。
後から考えて私は「しまった~」と後悔しました。
私の中で早めに受験勉強をガチでやってしまうと、必ず息切れが起こると思ってしまったんです。
そんなことはやってみないとわからないのに・・・
私は「じゃあ、そうしたら?」とその子を促すことができなかったことを後悔しているのです。
受験が近づいてきたら、やっと受験生は焦り出します。
このままでは間に合わないと考えるからでしょうが、ギリギリになって焦っても遅いことがあります。
私の今までの教え子たちもそういう子を何人も見てきました。
そんな直前に焦って勉強するなら、もっと早めに始めてればいいのに・・・
何度もそう思ったことがあるのです。
ただ、人というのは期限が近づいてこないと、焦ったりはしません。
直前になって「マズい」と感じるから焦り始めるのです。
しかし、それでは遅いのです。
受験は早めに勉強を始めた者が勝つようにできています。
早めに成績を上げて、成績を合格圏に持っていき、後はそれをキープするように勉強を続けるだけで本番で成功できるのです。
そのように早めに成績を上げておけば、本番では気楽に受験を受けることができるわけです。
大半の生徒が緊張で力が出し切れないのですから、そういう余裕な状態になっておくことで、本番でも慌てることなく失敗を最小限に済ますことができるのです。
であれば、今から焦って勉強を始めるのは間違いではないのです。
ただ、今から焦るためには、それなりに想像力が必要になります。
試験日に近づいていることを想像し、そのときに自分がどうなっているのかを予想するのです。
もし、慌てている自分を想像するなら、今から始めておいた方がいいでしょう。
もし、余裕な自分を想像するなら、それを成し遂げるために行動するのです。
どちらにしろ、まだ受験まで一年もあると思うのは間違っています。
たかが一年しかないのです。
のんびりと成績を上げてもいいですが、どちらにしろ成績を上げなきゃ行けないのだから、早めに準備を開始しましょうね。
そして、ぜひ後顧の憂いをなくしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。