学校の授業をきちんと聞くのは当たり前のこと。

塾の授業はわかりやすい・・・

これは当たり前のことです。

それを商売にしているわけですから、それがダメならお金をとれないのです。

 

基本的に学生バイトは危険なときがありますが、社員であれば指導力はそれなりにあるでしょう。

ただ、一年目だったりすると指導力がないのは当たり前なので、そういう先生に指導された場合は運がなかったというしかありません。

 

私も新人のころがありましたし、その頃はよく当時の教室長に怒られていました。

ということは、当初私に指導された子たちはかわいそうだったのかもしれません。

まぁ、楽しそうにしてたので、不満はなかったとは思いますが・・・

 

ある程度、塾に通うことに慣れてしまうと、学校と塾の指導力の差に気がついてしまいます。

 

同じ内容を指導されているにもかかわらず、学校はわかりにくくて、塾はわかりやすいという構図ができてしまうのです。

 

確かに学校の先生にも色々な方がいて、教えるのが上手な方もおられます。

ただ、同じ内容を指導しても、理解をさせることができない場合があるのです。

 

これは塾と学校の性質の違いにあります。

塾はあくまでも少人数の子を相手にしていますし、塾生というのはそれなりにやる気がある子がそろっています。

 

しかし、学校というのは、学力の違う子が大勢いるわけです。

塾と同じ環境ではないので、学校の授業では満足できなくなるのはわからなくはありません。

 

ただ、あくまでも同じ内容を教えているのです。

たまに、塾で先取りで教えた内容を学校で習ったらわからなくなったと言う子がいます。

話を聞いてみると、私の説明と学校の先生の説明が違うというのです。

 

よくよく話を聞いてみたら、言い方が違うだけで、全く同じ内容を話していたのです。

ちなみに、私は簡略化して教えるクセがあるので、シンプルな説明でわかりやすくなるように工夫しています。

一方で学校の先生はすべての生徒にわかるように話しているので、少々ムダな話もおりませているのです。

 

どうやらそのムダな話というのが、生徒の理解を惑わせたようなのです。

ということはこの子の理解力にも問題があったわけですね。

生徒にその違いを理解させるのは難しいとは思いますけどね。

 

このように学校の先生の教え方に不信感を持ち始めると、学校の授業を聞かないようになってくるのです。

別に今聞かなくても、塾で教えてもらおう・・・と心の中で考え始めたら危険なのです。

 

一つの物事を理解しようと思ったら、いろいろな観点を知っておくべきなのです。

こういう見方もあるのかと、様々な説明に耳を傾けないと、真の理解力はどんどんさびついてしまうのです。

 

しかし、本当にムダ話ばかりする先生もいますので、すべての授業に耳を傾けるのは大変ですけどね。

ある程度の取捨選択は必要だとしても、基本的に学校の先生の説明は聞いたほうがいいのです。

 

もし、我が子が学校の授業をきちんと聞いていないのではないかと思ったら、学校の授業内容を質問してみて下さい。

どの程度答えられるかで、その子がどの程度聞いているのかがわかってきますよ。

 

ちなみに、全く答えられない子がいたら、しっかりと学校の授業を聞くように注意してほしいのですが、その前になぜ聞かないのか聞いてみて下さいね。

その子にはその子なりに理由があるかもしれませんので。

 

ただ、完璧にサボっているとかやる気がないのが理由なら、厳しく接してほしいですね。

学校の授業も塾の授業をきちんと聞くことにこそ、真の理解に近づきますので。

 

 

それでは、今日はこの辺で。