学校が塾がすべてやってくれると思うのは間違いですよ。

毒親とかモンスターペアレンツというのか、最近の保護者の方の中には自分では何もせず周りに頼ろうとする人がいます。

躾すらも学校に頼ろうとして、家では全く何も子どもにやらないという人がいるのです。

 

きっとこのブログを読まれている賢明な保護者の方はそんなことはないと思います。

しかし、世間にはそういう方がいて、周りがやってくれないことに対して文句を言うのです。

 

あいさつの仕方から礼儀作法全般まで学校で指導してもらおうとしているのです。

本来はそれは親がやらなきゃいけない仕事なのに。

 

そして、それが十分にできていないと学校に文句を言うのです。

担任の先生に「何でもっとうちの子をきちんと指導してくれないのか!!」と怒鳴り散らすまであります。

それほど過剰に学校を信頼してしまっているのでしょう。

 

しかし、躾というのは、本来学校が指導することではありません。

日常生活の中で日々親が子に教え込まないといけないことなのです。

 

簡単なことで言えば感謝のあいさつができるかどうかです。

何かをしてもらったら「ありがとう」と言いなさいというのは、親が子に教えないといけないことなのです。

 

百歩譲って、塾はお金を払っているところなので、一定の成果を要求することは間違っていません。

成績が上がっていないなら、塾に文句を言ってもいいのでしょう。

ただ、自分は何もしないで、塾だけに丸投げではいけないと思うのです。

 

塾に丸投げをする親の子が成績が上がることはありません。

なぜなら、塾というのは通っているだけで成果が出てくるところではないからです。

塾は利用するべきところであり、塾を利用して成績を伸ばそうという考えがないと成績は伸びないのです。

 

ちなみに、ある程度の勉強は家で親が指導してあげるべきです。

例えば、漢字の書き方やら、その漢字の意味などは親が子に教えてあげるべきことでしょう。

 

最近は言葉を知らない子が多くなっていますが、それは親が子に教えなくなっていることと同義なのです。

言葉というのは、親子の会話によって覚えていくものなのです。

 

たとえ自分が知らないような難しい言葉が出てきたとしても、一緒に辞書やネット検索で意味を調べてあげればいいのです。

遊び感覚で言葉を覚えることができれば、国語の実力も上がっていくと思います。

 

簡単な計算でも構いません。

例えば、一緒に買い物に行った際に、割引されている商品を見て、いくらくらいの値段なのかを親子で考えるのも面白いと思います。

割合を教わった小5くらいから、そういう割引の計算はできるようになりますので、普段の生活で算数の勉強ができるのです。

 

ちなみに、割合は高校生でも苦手な分野です。

小学校時代に得意になっていれば、その後の数学でも多いに利用できますよ。

 

親ができることは限られているとは思います。

ただ、何もしないことが正解だとは思わないでください。

 

身近には、勉強のヒントがちりばめられています。

その機会を逃さないようにすれば、地頭が鍛えられ、さぞかし頭のいい子に育つことでしょう。

学校、塾、家庭・・・その3つが協力して子を育てることができれば、すばらしいと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。

※なお、この内容は特定の人間を非難しているものではありません。あくまで一般論としてお読みください。