新年度になり、中2生は新中3生になりました。
他の学年もそれぞれ進級させているわけですけど、特に新中3生は受験生になったわけです。
今年一年の過ごし方で、一年後に笑顔になれるかが決まるわけです。
特に茨城県の高校を志願している子には、念を押しておきました。
それは茨城県の入試問題をなめるなということです。
先日もこのブログで茨城県の公立高校入試の変化について書いてきました。
今後の茨城県の公立高校入試の問題は、普段受けている実力テストの延長上だと思ったら痛い目にあいます。
そもそも数学は計算問題はなく、理科・社会のほとんどが記述問題です。
定期テストのように用語を聞かれるのはほんの少しです。
記述問題はほとんどが説明を要求してくるものです。
資料を見て、生徒と先生の会話文を見て、何が言いたいのかを記述するのです。
理由を聞いてきたり、資料の数字から何がわかるのかを聞いてきたり、様々な聞き方で問題にしてくるのです。
もちろん、その原理自体を知っていないと説明はできません。
なぜそうなるかを深くまで知っておかないと太刀打ちができないのです。
ちなみに、私も解いてみましたが、なかなかに苦戦するものでした。
すべてどうなるかを知っていても、それを記述で表すのはなかなかに骨が折れるのです。
模範解答を見ると、私の答えでも不足しているものがありました。
私のような講師でも完答するのが難しいのに、中学生が完答できるのかどうかが不安になります。
なお、高校の先生もどこまで採点が正確にできるのかも不安です。
まぁ、三人くらいの先生が採点し、その中で整合性をつけていくのでしょうが、それでも膨大な量の記述を採点するのは大変なことかと思います。
それなのに、間違いなく採点するのは、さらに難しいことでしょう。
意外にそこまで丁寧に採点はしないのかもしれませんが、あの量の記述を採点するとなると大変なのは間違いありません。
そんな入試がもう来年に迫っているのです。
塾としてはその事実を知っているのに、生徒に伝えないわけにはいきません。
とはいえ、今後できることは変わりません。
粛々と勉強していくしかないのです。
ただ、学校の先生の説明に耳を傾けしっかりと原理を理解したり、記述の問題を模範解答レベルで覚えたりすることが要求されます。
漠然と勉強しているだけでは、入試には対応できないと思います。
学校の実力テストも少しずつ茨城県の問題に合わせてくるでしょうが、それがいつになるのかはわかりません。
入試改革をしてから日が浅いので、教材会社もテスト会社も対応が仕切れていないのです。
しかも、このコロナ禍です。
混乱していても不思議ではありません。
できるだけ自分で対策ができるかが、周りを出し抜くポイントになるでしょう。
受験はあくまで競争です。
周りとは違うことをして、どんどん出し抜いていきたいですね。
それでは、今日はこの辺で。