先日のとある中3生との授業、模擬試験の解説を行っていました。
解説をしながら、その問題の解法を説明し、丸付けをさせていきます。
その中で、中1の内容の問題を解説していたのですが、その分野の正解率が低かったのです。
上記の子は中2から塾に入った子でした。
中1は別の塾に通っていたので、その分野は以前の塾で習っていたのです。
しかし、中3になった今も、その分野は苦手のままでした。
私が「ここは中1のころに習ったところだよ」と指摘すると、その子は苦虫をかみつぶしたような顔をして解説を聞いていました。
こういう顔をするのは、決まって中1の内容についての解説のときでした。
この子の表情からわかるのは、中1のころに勉強していなかったのを後悔しているということなのです。
残念ながら以前いた塾では勉強の意欲は上がらず、勉強量自体もかなり少なかったようです。
つまり、中1の分野がいまだに理解不足なのは、この頃の勉強量が少なかったからなのです。
勉強というのは、適した期間に適した量の勉強を行わないといけません。
苦手分野をそのまま放置して、中3になって慌てて勉強し直しても、もう手遅れな場合もあるのです。
とはいえ、自分で勉強する力がある子なら、復習さえすれば理解を深めることはできますけどね。
この適した期間というのは、定期テストの期間です。
定期テストは学期に一度必ずやってくる、中学の行事になっています。
そのときに、限界まで勉強したものは、中3になっても苦手な分野とはならないでしょう。
つまり、定期テスト毎にしっかりとした量を勉強すれば、中3になったときに苦手な分野はなくなっているのです。
勉強というのは、やる気になったら、すぐにでも始めるべきです。
そのタイミングは早ければ早いほどいいのです。
「まだ、大丈夫だろう」という考えは危険です。
その考えで泳がしていても、子どもが後で苦労するだけなのです。
我が子のことを思うなら、早いうちにしかるべきところで勉強させたほうがいいでしょう。
神栖2中は来週に定期テストがあります。
3学期の内容を復習し、大事なポイントをしっかりと暗記しておく必要があります。
学校ワークを早めに仕上げ、それを用いて何度も解き直しを行いましょう。
早めに行動したものから、いい点をとってくることとなります。
だらだら時間をつぶすことなく、今できる最善のことをやっていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。