何かを目指さないとそれを得ることはできません。
そして、動き出さなければ何も起こらないのです。
最近では行動そのものができていない人が多いです。
試行錯誤という言葉が死語になってしまったかのように、何も動きません。
そもそも変化自体を嫌がりますね。
環境が変わることを人は極端に嫌がります。
そういう人は環境が変わる4月が憂鬱になってしまうのです。
そして、5月には理想と違うと言って、いわゆる「五月病」にかかってしまうのでしょう。
一方で、何かを目指している人は、常に行動しています。
とにかくせかせか動いているのです。
変化自体を楽しんでいるんです。
挙動不審というわけではありませんよ。
そうではなく、試すことを繰り返すのです。
いいものは残し、悪いものは変える・・・そのように試行錯誤して生きているんです。
変化を嫌う子は動き出すことができず、何も変化をしないで時を過ごしていきます。
そうして、成績はみるみるうちに下がっていき、受験間際になって慌て始めるのです。
しかし、そうなっても満足に勉強することなく、落ちぶれていきます。
このように行動を起こさないばかりに、何も変化が起きてこないのです。
私は何を言いたいのかというと、行動に移すことが尊いということです。
いくら夢想していても、現実は好転していきません。
むしろ転落していくことでしょう。
もちろん行動したからといって、必ずしもうまくいくとは限りません。
むしろうまくいかないことの方が多いでしょう。
しかし、行動を起こさなければ失敗することもなく、それを活かして成長することもできないんです。
失敗はいくらしてもいいと私は思います。
ただ、それはタイミングによるんです。
受験本番で失敗をしてしまったら、元も子もありません。
ただ、失敗が受験前であるなら、それは成長する糧になるのです。
日々の勉強で失敗を続け、本番でその失敗をしないようにするといいのです。
もし、成功続きであるなら、そちらの方が恐いです。
そんな成功続きの人生は、一度失敗しただけで瓦解してしまうからです。
成功は気持ちの平穏を保つことはできますが、それだけでは成長はしないんですよ。
動き出しましょう。
そして、大いにこけましょう。
私はそれを応援します。
ちなみに、私は生徒が失敗をしても叱りません。
逆に、その失敗を活かそうとしないことに腹を立てるのです。
生徒には一貫してそのように接するようにしています。
何度も言いますが、まずは行動することです。
そうしないと現状は何も変わらず、未来も明るくならないですよ。
親子が協力しながら行動して、いろいろな試練を乗り越え成長していきましょう。
それでは、今日はこの辺で。