成績を何とかしたいなら、早めに勉強を始めさせた方がいいです。
勉強の開始が遅くなればなるほど、勉強の穴が大きくなり、それを埋めるのに時間がかかってしまうからです。
ひいては高校への合格も難しくなるでしょう。
基本的にうちの塾に入り、勉強さえすれば成績は上げることができます。
しかし、それはその時点以降の勉強ができるようになるだけで、その前の勉強はできないままなのです。
普通は講習などで復習をすればいいのですが、それでも入塾前の学習内容にそこまでの時間をかけることはできません。
自分で復習するだけの意欲があれば問題ないですが、そういう子はすでに勉強をしている子でしょう。
別に塾に入らずとも成績はとれているでしょうし、そういう子は問題ないのです。
問題なのは、今まで勉強させてこなかった子で、成績が低い子です。
基本的に塾に入るのは、成績が下がったからという場合が多いでしょう。
しかし、この理由では、勉強してこなかった時代の学習内容はおろそかになってしまっているわけです。
例えば、中3になってから塾に入れようとしたとします。
その場合、中1・2の頃の学習が不足しています。
その時点から塾で指導を受けるわけですが、入塾以降の分野に関しては理解することができるでしょう。
しかし、その前の分野に関しては、そのままできない状態が続いていきます。
定期テストなど、直近の内容が出されるテストは高得点が狙えます。
しかし、実力テストなど、今までの内容を振り返るテストになると、途端に点数がとれなくなってしまうのです。
私としてもせっかく入塾してくれたのだから、第一志望の高校に合格させたいと考えます。
しかし、入塾前の内容まで指導していくのは、時間的に難しいのです。
そうなると、どれだけ受験勉強をしたところで、成績が上がっていかないということが起こるわけです。
塾に入れるのタイミングは成績が下がってからでは困ります。
できれば成績が下がり始める前に塾に入れてください。
もしくは、家で徹底的に勉強をさせてください。
高校入試というのは、中学三年間に習う内容が出題されるのです。
中3の内容はもちろんのこと、中1の内容だって、中2の内容だって同じくらい大事なんですよ。
塾は3月から新学期となります。
4月から中学生に上がる子は、今のうちに塾に入れることを検討してくださいね。
ちなみに、小学生から真剣に勉強を始めれば、そちらの方がいいですよ。
取り返しのつかない事態に陥る前に、早めに勉強できる環境に身を置いてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。