「塾のおかげ」で成績が上がっているわけではない。

「塾のおかげで成績が上がりました・・・」

と言われることがあります。

確かに嬉しくはあるのですが、私はマズいなとも感じます。

 

それは、塾に依存していることにもなりかねないからです。

塾のおかげということは、塾に通わなくなったらダメになると言っていることと同じ気がします。

 

成績があがるのも、計算ができるようになるのも、何らかの成長をするのも・・・

すべて本人が頑張ったからなんです。

 

塾はきっかけに過ぎません。

成績を上げることができるのは、本人の努力さえあればいいのです。

 

塾は強制的に生徒を頑張らせることはできません。

本人の意思を無視して勉強させることは絶対にできないのです。

 

もちろん塾は生徒に頑張るように促していきます。

それでも、生徒自身がそれを突っぱねてしまえば、意味はないのです。

成績は上がることもありませんし、むしろ下がっていくかもしれません。

 

それだけ本人の努力は必要なのです。

 

もし、成績が上がって嬉しいのなら、それは自分の手柄にしてください。

塾のおかげなんて思う必要はないのです。

別に塾に通わなくたって成績を上げることなんて簡単だ!と思ってほしいのです。

 

その考えが塾を離れてからも、自分を支えてくれます。

誰にも頼ることなく、成長できるようになるのです。

 

依存からは何も生み出しません。

結局、自らが成長したいのであれば、自分で努力するしかないのです。

塾の言うことを聞く必要はありますが、それを塾のおかげだと思う必要はありません。

 

逆に塾のおかげで高校に合格したとか、成績が上がったと思っている人は、塾に頼りすぎなのかもしれませんよ。

塾は利用するもので、頼るものではありませんから。

 

塾のやり方を吸収して、自分の成長の糧にしてくれれば、それはそれで私は嬉しいのです。

もし、感謝されるにしても、あの塾のやり方を利用して勉強したら、成績が上がったよと言ってほしいですね。

 

そもそも成績を上げるだけの才能を持ち合わせていないと、成績を上げることなどできるわけもないのです。

塾はあくまできっかけです。

そのきっかけを利用して、自分で成績を上げていってほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。