うなづきながら聞く姿勢は素晴らしい。

人が話をしていて、それを聞いていたとします。

その聞く姿勢はでどうでしょうか?

うなづきながら聞いているのか、それとも無反応で聞いているのか。

 

もちろん前者の方が聞く姿勢としては正解で、後者の方は聞く姿勢としては残念なんです。

 

これは個別指導をしているとよく分かります。

私の授業をうなづきながら聞いている子は、成績の伸びがいいのです。

 

一方で無反応な子は、私に「説明聞いてる?」とか「わかったかな?」と質問されて初めて反応します。

そこで「大丈夫」「うん、わかった」と言ってくれて、その後問題も解けていれば問題はありません。

しかし、無反応の子の多くが理解が不足していて、問題を間違えるのです。

 

これでは、授業を受けている意味がなくなります。

仕方がないので、私はもう一度説明を行います。

 

それでもわからないなら、解説を読ませます。

解説を読ませた上で、再度私が要点を説明し、問題を解かせるのです。

 

これでは、一つのことを指導するのにも時間がかかり、この生徒の進度はどんどん遅れていきます。

個別指導ですから置いていくことはしませんが、カリキュラムが終わらずに定期テストを迎えてしまう可能性もあるのです。

 

勉強ができなくなるかどうかは、このうなづきによって決まります。

うなづきながら聞くという姿勢が身につかないと成績は一向に変わってこないのです。

 

これは至る所で効果を発揮します。

どんな場面でも、自分に有意義な話は前のめりで聞くべきであり、それを聞くためにはうなづきながら聞けばいいのです。

 

うなづきながら話を聞くことで、話の内容はすんなり頭に入ってきます。

無反応よりもうなづく方が集中力もUPするのです。

だからこそ、一回の授業で要点を理解し、問題が解けるようになるのです。

 

塾の授業だけでなく、学校の授業もうなづきながら聞くことで効果が出ます。

そして、うなづきながら聞くという姿勢は、先生の目にもとまります。

先生は生徒全員を俯瞰しているので、誰が集中して授業を聞いているのかもわかってしまうのです。

 

先生に評価されれば、通知表の評価も変わってくるのです。

それだけで、3が4になったり、4が5になったりもするかもしれません。

どんな先生も自分の話を聞いてくれる生徒はかわいくて仕方がありませんので。

 

もし、親が話をしていて子どもが無反応なら、聞く姿勢を注意するのもアリだと思います。

例えば、子に話しかけてもその子が上の空だったら、「わかったら、うなづいてね」と指示してみてください。

それだけでも、親の伝えたいことが子どもに伝わりやすくなると思いますよ。

 

自分の子がうなづきながら聞いているかどうか、ぜひ確認してみてくださいね。

その姿勢を身につけることで、子どもの成長は飛躍的に変わってきますので。

 

 

それでは、今日はこの辺で。