勉強はやってみると、やる気が出てくるもの。

勉強していない子にどれだけアドバイスしても説教しても、何も響かないです。

勉強していても本気で成績をあげようと思っていない子に対しても同じです。

 

こちらが良かれと思って言っていることのほとんどがその子には響きません。

別にその子が無視しているわけではありません。

無視しているのではなく、わからないのです。

 

私たち大人でも経験していないことに関しては、想像するのが難しいです。

やらない方がいいとわかっていても、人の忠告を無視してやってしまう・・・

そんなことがよくあると思うのです。

 

これと同じで、子どもも自分の経験したことでないと、関心を持ってはくれないのです。

だからこそ、まずは勉強させてみるのです。

もちろん、点数を上げる前提で頑張らせるのです。

 

本気で点をとろうと頑張った子でも、最初は失敗するでしょう。

頑張れば頑張るほど、そのときの悔しさは倍増します。

そのときこそ、アドバイスを聞くタイミングになるのです。

 

今までは空想の世界だった話が、そのときだけはリアルに感じることができるのです。

だって、経験したんですもの。

勉強というものを自分なりにやってみてうまくいかなかった・・・そういう経験をしたわけです。

 

経験をしてからはアドバイスをよく聞くようになります。

二度と同じ失敗を繰り返したくないという一心で、アドバイスを求めてくるようにもなるのです。

そして、その子の意識自体も変わってくるのです。

 

例えば、今までは周りの子の点数など気にしていなかった子が、途端に気にするようになるのです。

「自分よりも頭のいい子が○○点しかとれなかった。」

「いつもは自分よりもいい点だった子に勝ちました。」

「次は400点を超えたいです」とか。

 

勉強を始めて点数を意識し出すと、人の言うこともよく聞くようになりますし、自分から頑張るようになります。

そうなると、自動的に点数が上がってくるんですね。

そして、点数が少しでも浮上すると、その先も望むようになってくるのです。

 

勉強するようになると、勉強が継続するものなのです。

大事なことは勇気をもって、はじめの一歩を踏み出すことです。

何事も前に進まなければ何も始まらないんですよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。