私は「現実」をきちんと伝えます。

「進学校の高校に進学して有名大学に行きたい!!」

そうなると、この地域では行く高校が限られてきます。

 

茨城県なら鉾田一高か清真学園。

千葉県なら佐原高校か市立銚子高校。

どちらも進学校として名が通っている高校です。

 

では、そこに進学したとします。

それだけで有名大学に進学できるのでしょうか?

答えは簡単ですよね。

 

答えは「否」です!!

そこに進学すれば、有名大学に進学できる「可能性」があるってだけです。

あくまでも「か・の・う・せ・い」です。

 

有名大学に行きたいのであれば、その進学校で上位に入らないといけません。

ということは、毎日毎日、一生懸命に勉強しなくてはいけないのです。

 

高校の勉強の難易度は中学の比ではありません。

そのレベルは中学とは比べものにならないのです。

 

進学校の授業ペースは、一般の高校の1.5倍から2倍です。

その授業ペースについていきながら、理解を深めないといけないのです。

ということは、単純に高校は中学の頃より勉強しなくてはいけないのです。

 

しかし、ほとんどの中学生が勘違いをしています。

高校に入りさえすれば何とかなると本気で思っているのです。

努力もせずに進学校でやっていけるはずはありません。

 

ただ、一部の中学生だけは、「現実」を知っています。

 

それは、兄姉がいる場合です。

兄・姉が苦しんでいる姿を見ていると、その弟・妹は早い段階で「現実」を知ることになります。

そんなに甘い世界ではないんだと・・・

 

ここで二つに分かれます。

兄姉と同じ道を進むのか、それとも逃げるのかです。

同じ道に進む覚悟がある子は、早い段階から準備を開始できるのです。

 

つまり、一部の人間は「現実」を知っており、早い段階から準備を開始します。

「現実」を知らない子たちの差は開く一方です。

先んじれば人を制するというように、早めに準備している子はやはり強いんですよね。

 

私の高校時代の同級生に、優秀な兄を持った妹がいました。

その妹は高校1年生の1年間を毎日本を読んで過ごしていたそうです。

すべては大学に進学するだけの読解力を身につけるためです。

 

きっと兄からそうした方がいいとアドバイスを受けたのでしょう。

彼女は高1の1年間それを守り続け、高2からはその読解力で上位に居続けました。

そして、彼女は第一志望合格とはならなかったものの、かなりの有名大学に進学することができました。

 

情報を持つことは人よりも有利に立つことできます。

だからこそ、私は教えている中学生に「現実」を伝えるようにしています。

 

進学校に入っても努力をしなければ希望通りにはならない・・・

これが「現実」なんです。

 

進学校に通いたいという夢を見ることは否定はしません。

しかし、その夢の先に「現実」が待っているのだと自覚をしてほしいですね。

その「現実」を乗り越えた先に本当に目標を達成したといえるのですから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。