私はやる気がない生徒には叱ることがあります。
それはそれは大声で怒鳴り散らします。
そこに他の誰かがいようと見せしめのように叱ります。
昔は椅子を蹴ったり、机を蹴ったりなんてこともしていました。
まぁさすがにやり過ぎだったので、今ではそんなことはしませんが・・・
普段は生徒と穏やかに接しているので、本当に私が怒ると生徒はびっくりします。
マジでヤバい・・・と感じてくれるのでしょうね。
それを機にやる気が出る生徒も出てきます。
他にも、諭すように怒ることもあります。
「そんなにやる気がないなら、明日から塾に来なくていいよ・・・」
これを言われた生徒は、サーと青ざめ、勉強をし始めます。
そもそも塾なんて来なくたって困らないですし、うちの塾ではなく他の塾で教わればいいんですよね。
やる気がないっていうのはそういうことです。
うちはやる気がない子はお断りな塾ですので。
若干脅しているところもあるので、褒められた手段ではないですが、何度言われもやる気を見せない子に対しては上記のような対応をとります。
とはいえ、これは最終手段です。
それ以前に何度も何日も勉強の大事さを教え、勉強するように指示しています。
声がけはもちろん書面でも勉強をするように促します。
それでも、伝わらない・・・なら、ショックを与えるしかないのです。
ちなみに、生徒も私が怒ることに納得しないと意味はありません。
つまり、理不尽に叱ることは、生徒に反抗心植え付けてしまうので、意味がなくなるのです。
実は、親が子に叱るときの間違いの多くが、子どもが納得していないことです。
叱るときに大事なことは、事前に子どもに悪いことをしていると認識させることなのです。
例えば、親子でルールを作ります。
話し合いの上で、しっかりとルールを決めます。
そして、子どもがルール違反をすれば、必ず注意します。
何度も度重なるルール違反を行った場合、そこで初めて叱るのです。
子どもも少なからず悪いことをしているという罪悪感があるでしょうから、そのタイミングで叱ると絶大な効果が現われます。
これは子どもも納得の上叱っているので問題はありません。
子どもも怒られて仕方ないと考えますし、そのタイミングで叱られると、次はちゃんとしようと思えるからです。
しかし、ほとんどの親が気分で叱ってしまうと思います。
気分で叱るのは絶対にしてはいけません。
自分の機嫌が悪いときに子どもを叱ってしまうと、子どもは親の信用をなくしてしまうのです。
勉強をさせようと叱ることは悪いことではないと私は思います。
むしろ刺激を与えないと人は動かないのです。
勉強をさせることはとても難しいものですよ。
ちゃんと段階を経て勉強するようになれば、いきなりやる気がなくなることもないでしょう。
大事なことは性急にことを進めないことです。
コツコツと子どもに働きかけ、勉強をやらせるようにしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。