何事もいきなりはダメだと思う。

毎日のように、このブログでは子どもに勉強させることを推奨しています。

ただ、いくら毎日勉強させてほしいといっても、いきなりやらせようとするのは間違いです。

 

何事も段取りが必要なので、順を追って勉強させるようにしてほしいのです。

私も塾生にいろいろなことをさせますが、なるべく段取りを組むようにしています。

 

例えば、当塾は来週に塾内定期テストを実施しますが、そのお知らせは一ヶ月前から行っています。

生徒に知らなかったとは言わせないために行っていることですが、抜き打ちでテストをすることは行っていません。

 

子どもに勉強をさせようと思うなら、まずはその意義を説明してほしいです。

なぜ毎日勉強するのか、それを親子で話しあってほしいのです。

 

もしかしたら、子どもに反発されるかもしれません。

面倒くさいとか、勉強する意味なんてないと言われるかもしれません。

しかし、今まで勉強しなかった子に勉強させようと思うなら、根気強く説得するしかないでしょう。

 

この話し合い自体をサボってしまうと、強制的に勉強させることとなってしまい、それはあまり好ましくありません。

最終的には、強制的に勉強させることも考えないといけないでしょうが、いきなりそれでは発展性がなくなってしまいます。

 

子どもは強制的に勉強させられたことで、親を恨んでしまうかもしれません。

さらに、自分の進路を決定する際に、自分で決めることができなくなってしまうかもしれません。

親に何でも決められてしまうのは、子どもの選択を狭めることになるからです。

 

子どもとの話し合いがうまくいったら、次はルール作りをしてください。

毎日、何時から何時まで勉強するのかを約束させ、それを親が管理してください。

その際は、いきなり長時間の勉強をさせるのではなく、最初は短い時間を設定してください。

 

その時間になれてきたら、徐々に時間を長めに設定しましょう。

最低でも中学生なら、毎日2時間は勉強させることを目標にしてください。

最初は1時間くらいから始め、徐々に2時間に上げていきましょう。

 

ルールを作る際は、守れなかったときの罰も設定してください。

社会に出ればルールがあり、それに違反すれば罰があるのが当たり前です。

もちろん、そこまで厳しいものにする必要はありませんので、罰として家事をやらせるくらいのもので構いません。

 

後は、そのルールが習慣化するまで続けてください。

この段階が一番難しいところです。

子どもよりも親の方が厳しいところだと思います。

 

ですが、親が先に根負けしている場合ではありません。

子どもが習慣化するまでは親は根を上げることはできないのです。

もし、これができないということであれば、子どもに勉強させようとするのは諦めたほうがいいでしょう。

 

何か大きなことを成し遂げるためには、段階をきちんと踏んで進めるようにしてください。

いきなり親だけがやる気になっても、子どもは驚くだけですからね。

親子が好ましいテンポで前に進んでくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。