子どもの時間感覚は大人とは違う・・・

ふと子どもの時間感覚を考えてみました。

子どもは時間に関してどう思っているのだろう・・・?

 

自分の子ども時代を振り返ってみると、今よりも時間が長く感じていましたね。

経験することすべて初めてのことですから、一つ一つの出来事に動揺し、感動し、狼狽していました。

だからこそ時間が過ぎるのが遅かったのだと思います。

 

時間は無限にあるかのように錯覚し、現状が厳しくたってなんとかなるんだと考えていました。

ある意味、楽観主義者だったような気がします。

 

しかし、この時間測定は間違っています。

時間は決して無限ではないのです。

1年後に受験があるなら、それが延期されることはないのです。

 

時間はすべての人が平等に過ぎていくものです。

時間を気にして期限を気にして生きている者と、そうでない者との差は歴然です。

 

時間を気にしている者は、その時間に追われている感覚に陥ります。

時間に追われているのだから、目の前のことを蔑ろにはしません。

全力で現状を良いものとし、先を見通してその準備を行っていくのです。

 

そういう人間が勝ち組になり、準備を怠ったものが負け組になっていくのです。

受験に対してもそうです。

1年後に受験があるなら、その準備をしようとする者と、準備を一向に行わない者との差は圧倒的なものでしょう。

 

子どもの中には、時間にしっかりと追われている者がいます。

高校1年生のころから、3年後の大学受験を見据えて行動するものはいるのです。

そういう子は勉強の手を緩めませんので、高校時代もしっかりと好成績をとり、難なく大学に進学していきます。

 

3年間も大学進学のための準備をしていたのです。

失敗する可能性の方が低いですね。

 

では、そういう子はそもそもどういう子なんでしょう。

それは、大人の声に耳を傾けられる子なんです。

言い換えれば、素直な子といってもいいでしょう。

 

周りの大人からのアドバイスをしっかりと受け取めて行動できる。

これは親子関係がうまくいっていることにもつながります。

子が親を尊敬していれば、子は親の言うことは聞くものなんです。

 

私の教え子の中でも、時間管理がしっかりとしている子は全員、親を尊敬していましたね。

なぜそれがわかるのかというと、そういう子は親のいいところがわかっているのです。

 

私と会話をしていると、その子は会話の節々に親の自慢を入れてきます。

親を自慢できるということは、親を尊敬していることに他なりません。

 

大人は色々なことを経験しているため、子どもに色々なアドバイスを行います。

しかし、そのアドバイスを子どもが聞くかどうかは、親子関係次第です。

 

もちろん、私も同様ですけどね。

私も生徒から信頼されていなければ、アドバイスをいくらしても聞いてくれません。

 

良かれと思って行っていることが相手に伝わらないのは悲しいことです。

ですが、それに憤慨しているのではなく、信頼関係を築くことを心がけた方がいいでしょうね。

 

ぜひ、親子関係を良好にしてみてください。

子どもの反応が変わってくるかもしれませんよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。