うちの塾生のほとんどが数学と英語の2教科しか授業を受けていません。
それでも、学年10位以内をとっている子が数人います。
国語、社会、理科の勉強は完全自学でやっているにも関わらず高得点をとってきます。
ちなみに、うちのトップの成績の子も塾では2教科しか指導されていません。
それでも圧倒的な成績がとれています。
つまり、塾の授業でさえも、成績をとるのに必要とはいえないんです。
それはどこの塾の先生も、本当は知っています。
それでも授業を多くとらせようとするのは、単に売り上げを上げたいからです。
そういいながら、うちの塾も毎年9月から中3限定の理科社会特別学習会なるものをやっています。
まぁ今年は必要性を感じないので、やっていませんけどね。
受験が近づいてくると、某大手の個別指導塾はコマ数をとらせることに躍起になります。
数学を20点上げたかったら、週に1コマ数学の授業時間を増やしましょう・・・
志望校に合格したかったら、理科も社会も点数を上げる必要がありますよ、だから、週にもう2コマ追加しましょう・・・
そんな理由をもちかけて、コマ数をとらせることに集中します。
頭の中では必要がないことがわかっているのに、授業をとらないと成績が上げられないと言ってくるのです。
本当に授業が大事なら、うちの生徒たちは何で成績を上げているのでしょうか?
全員が天才だからでしょうか?
そんなわけはありませんよね。
天才なら塾は必要ないでしょうし、もしそうなら数学と英語の指導だっていらないことになりますし。
大事なことは授業をとらせることではなく、勉強をさせることなんです。
それも適切なやり方で勉強させることが大事になります。
必要な用語を暗記して、テストで点数をとるために問題集を解く・・・
暗記できないなら、何度でもやり直しをし、完璧に覚えるまで解き直しをする。
忘れた頃に復習し、忘れない努力を継続する・・・
こういう勉強の基本さえ押さえておけば、成績なんて簡単にとれるんです。
ただ、それでもなかなか成績がとれないのが、数学と英語です。
だからこそ、うちでもほとんどの子たちに指導しなくてはいけないのです。
うちはこれからも極力授業をしない方向で進んでいきます。
授業が必要でないとわかっているにも関わらず必要でないものを売るのは、ちょっとした詐欺になってしまいますしね。
塾なんて本当はいらないですし、授業なんて受けなくたって勉強はできますしね。
もちろん成績を今以上に上げたいのであれば、塾に通ってもいいと思います。
塾の講師は問題を解くテクニックを知り尽くしていますからね。
自分を高めるために塾を利用するのは大変有意義だと思いますよ。
まずは何事も自分でやってみることが大事です。
家庭学習のクセを身につけてから、塾を検討しても遅いことはありませんよ。
ぜひご家庭で子どもの勉強の管理をしてみてください。
それでは、今日はこの辺で。