苦手なものから、逃げさせないようにしたい。

どんな子も苦手な教科はあるものです。

むしろ、勉強自体が苦手という子もいるでしょう。

ただ、だからといって苦手なものから目を背けてばかりいては先へは進めません。

 

苦手といっても程度はあるものです。

毎回挑戦しているのに、なかなかできるようにならなかった・・・

毎回挑戦はしていても、本気でできるようになろうとはしていない・・・

 

もしくは、

挑戦する前からできないと決めつけている・・・

そもそもやろうともしない・・・

 

苦手になる経緯はいろいろあることでしょう。

ただ、塾で助けてあげられるのは、毎回挑戦しようとしている子に限ります。

 

そもそも挑戦もしないような子が苦手を克服することなんてできません。

勉強ができるようになりたいと言っていても、全く行動に移さなければ勉強ができるようになるはずがないんです。

 

だからこそ、私は生徒に苦手から逃げることを許しません。

挑戦もせずに苦手といっているのは、進歩することを拒絶していることになるからです。

 

私は数学が苦手だと生徒が言っても、他の子と同じように指導します。

手を抜いたり、簡単にしたりはしません。

なぜなら、その子の意識が苦手と思っていたとしても、能力はそうではないからです。

 

そもそもその子に数学の才能がないなら、指導のレベルを下げます。

高度な指導ではついてこれませんので、それは仕方ありません。

場合によっては中学生だとしても、小学生の内容から復習させることもあります。

 

できる可能性があるのに、できないと思い込んでしまう子は非常に多いです。

それは、面倒くさいからに他なりません。

挑戦するのはエネルギーがいることですから、なかなか挑戦する気が起こらないのも分からないではないです。

 

しかし、何事も前に踏み出さなければ変化は起こりません。

苦手という意識は勝手に作った妄想かもしれないのです。

であれば、まずは挑戦させることが肝要なのです。

 

うちの塾生の多くが苦手の教科を克服できています。

数学が苦手といって塾に入った子が、今では数学が一番点数をとれているというのもざらにあるのです。

 

私も中学生時代、英語が苦手でした。

しかし、とあるきっかけで英語が理解できるようになり、そのおかげで高校では一番好きな教科になったのです。

 

できないと思い込んでいたものができるようになるというのは、とても刺激的です。

苦手を克服することはそういう快感を感じることにもつながります。

うちの塾生がみんな、そういう感覚を感じられたら、私の指導も無駄でなかったのだと思えますね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。