小中学生までは指示がいるのは仕方がないですが、高校生は指示があって動いていてはダメだと思います。
ということで、高校生は基本的に放置しています。
といっても悪い意味ではありませんからね。
ちゃんと授業はしていますし、質問対応もしています。
ただ、それ以上のことはできるかぎりしないようにしているのです。
本音を言えば中学生にも指示を出したくはないのです。
しかし、能動的に動けるのはほんの一部の子です。
生徒たちが能動的に行動できるのを待っていたら、受験が終わってしまいます。
そのため、やむをえず指示を与えているのです。
しかし、高校生が大学入試に挑む場合、指示を出してばかりいては成功できません。
大学に合格するためには、能動的に行動して、自分の足りないものを吸収するために勉強しなくていけないのです。
指示を出して動いている子は、指示がなくなると動けなくなります。
そのため、できるかぎり指示は出さない・・・
とはいえ、全く動こうとしない高校生もいるので、そういう場合は指示を出します。
ただ、「ああしろ、こうしろ」のような細かい指示は出しません。
漠然とこうした方がいいよという指示を出します。
それを聞いて具体的な方策を自分で考えさせるのです。
私が高校生によく言うのは、「工夫をしろ」という言葉です。
工夫をするというのは、誰でもできることです。
自分でアイデアを出して、試行錯誤すればいいだけです。
生徒は面倒くさかったり、失敗を恐れたりしますが、そこは背中を押してあげます。
何のために頑張るのか、目標をしっかりと提示することによって、その目標に向かって何をしなくてはいけないのかを考えるのです。
すでに指示を待たずに行動できる子には、最低限のアドバイスしか与えません。
せっかく自分で能動的に行動できているのに、そこに私が介入するとそれが邪魔になってしまうのです。
能動的に行動できている子は、自分から質問に来ますので、そのときに対応するだけで十分なのです。
もちろん間違っている場合は、しっかりと指摘をして、修正してもらいます。
そのくらいでこういう子はいいのだと思います。
私は以前、高校生にも中学生と同じように指示を出し続けていました。
しかし、その指示が少しでも遅れてしまうと、その生徒は歩みを止めてしまうのです。
生徒は指示待ち人間になってしまっているので、私の指示がないと行動できないのです。
それでは、膨大な量の大学入試の学習はうまくいきません。
私が指摘してばかりいては、どうしてもスピードが上がらず、大学入試本番までに勉強計画がうまくいかないのです。
そのため、高校生に指示を出すことを控えるようにしています。
高校生は能動的に行動できないと大学入試を突破できるようにはなりません。
高校生はやる気を刺激するだけでいいのだと思っています。
もし、指示をたくさん出される塾に行きたいというのであれば、うちの塾には来ない方がいいですよ。
ぜひ他の高校生対応塾にお問い合わせください。
それでは、今日はこの辺で。