今はできるかぎり厳しくしたほうがいい。

子どもが親の近くにいるのは社会人になるまでです。

まれに社会人になってからも実家から通う子がいますが、それ以外は大抵の子が家を離れて独立します。

 

つまり、親が子の面倒を見れるのは、社会人になるまでなのです。

社会人になってしまえば、子は自分の手から離れていくものなのです。

 

私は親が子どもの近くにいる間は、親は子どもに厳しくあるべきだと思います。

厳しいというのは、愛情の裏返しですからね。

子どものことを真に大事に思うのであれば、親は厳しく接するべきなのです。

 

勘違いしないでほしいですが、厳しいというのは何でもかんでも厳しくしろということではありません。

食事中や遊びに行っている最中、家の中でまったりとしているときまで厳しくしろと言っているのではありません。

 

子どもがやるべきことに関しては、厳しく接してほしいのです。

子どもがやるべきことというのは、目の前に置かれている課題です。

 

それは勉強であったり、部活であったり、習い事であったり・・・

様々だとは思いますが、目の前に与えられた課題をしっかりとやらせるのは親の仕事だと思うのです。

 

親が子といる間に、子が目の前のことに真剣に向かえることができるようになれば大丈夫だと思います。

社会に出て親から手が離れたとしても、今度は親の代わりに上司や先輩が厳しく指導してくれるからです。

 

目の前のことに必死で取り組んでいる人は、周りが必ず助けてくれます。

そういう人は好感が持てますからね。

周りの人が助けたくなってしまうんです。

 

逆に親が子を甘やかしてばかりいると、社会に出た子は上司や先輩からは相手にされません。

そもそも、そういう子は社会の厳しさに負けてしまうのです。

 

負けてしまってから後悔しても遅いです。

もうその頃に親が子にしてあげられることはありません。

子は親の手から離れているわけですから、子は自分でなんとかしなくてはいけないのです。

 

困難に逃げずに立ち向かっている子は、大した才能がなかったとしても周りが認めてくれます。

一方で才能はあったとしても、何でもすぐに逃げようとする人に周りは好感を抱きません。

逃げ出せば逃げ出すほど、及び腰になればなるほど、周りは冷ややかな目で見てくるのです。

 

今のうちに、親は子を鍛えてあげなくてはいけません。

心を鬼にしてあえて厳しくしなくてはいけないのです。

 

勉強させるのであれば、絶対に毎日勉強させましょう。

部活を頑張らせたいのであれば、ちょっと体調が悪いからといって休ませてはいけません。

 

習い事だって、自分で頑張ると言った以上、責任をとらせないといけません。

ちょっと挫折して辞めたいと言ってきても、簡単に耳を傾けてはいけません。

辞めるのはいつでもできるのですから、とにかく辞めないように粘らせる必要があるのです。

 

私は子がいるわけではないので親の責任というのを感じたことはありません。

ですが、何人もの生徒と親を見てきて、愛情を持って厳しく子に接している家庭は成功を収めているのです。

 

子が優秀な家は、親が優秀なんですよ。

子は親が作るものなんです。

 

近くにいる今だからこそ、できることがあるはずです。

妥協せずに子育てをしてもらいたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。