親が勉強への意識を高くしないと、子どもの成績は上がりません。

成績を上げる上で、一番大事なことは子どもの意思です。

子ども自身が成績を上げようとする意思をもつこと・・・それが何よりも大事です。

 

じゃあ、子どもは勝手に成績を上げようと思うのか・・・

その答えは否です。

 

子どもが成績を上げようと思うかどうかは、親がそれを望むかどうかなのです。

もし、子どもの成績に無関心な親がいたとします。

では、その人の子ども、成績を意識すると思いますか?

 

遊んでいても何も言わない、勉強しろとも言わない、成績表なんて見ない、ワークをやっているかどうかもわからない、その存在すら知らない・・・

そんな親がいたとしたら、その子どもは成績を上げようとは思いません。

 

子どもというのは、全員親に褒められたいから勉強をするのです。

それなのに親が子を褒めなければ、子どもはやる気を失います。

一度褒めないだけでも、子どもはやる気を失うのです。

 

子どもの勉強に意識を向けてください。

子どもが勉強しているかどうか、どんな成績をとっているのか、子どもの志望校はどこなのか、将来の夢は何なのか、そもそも何がしたいのか・・・

どうぞ関心を持ってください。

 

子どもは親に関心が向けられるとうれしくなっちゃいます。

自分を見てくれているという心理が子どもを喜ばせるのです。

勉強する子を見て褒めてあげてください、成績が上がったら褒めてあげてください。

 

もちろん、その逆もしっかり行ってください。

叱るということも、きちんとやらなければいけません。

勉強していなかったら叱ってください、ルールを破ったら叱ってください、親に対してなめた態度をとったら叱ってください・・・

 

子どもの機嫌を意識して叱らないのは、絶対にやってはいけません。

それは、成績を上げる以前の問題です。

タイミングよく褒めるのも叱るのもどちらも大事なことなんです。

 

先日、うちの中2生を私が叱ることがありました。

なぜ怒ったのかというと、英単語テストの準備をしていなかったからです。

 

初めてやらかしたことなら、大目に見ることもあったでしょう。

しかし、先週も同じ間違いを犯しているのです。

さすがに二回目です、容赦なく叱りました。

 

その子は授業が終わってから暗記を始めました。

親が送迎に来ているにもかかわらずです。

 

私は待ってくれている親に連絡をしなさいと言いました。

しかし、その子は叱られるのを恐れて親に連絡をすることを怠りました。

 

かなりの時間を経て、その子は英単語テストに合格していきました。

そして、その夜、その子の親からLINEで連絡をいただきました。

 

そのLINEには、親子で話し合った旨が書かれていました。

きっと家族会議が行われたのでしょう。

勉強に不真面目な我が子に対して、しっかりと説教をしてくれたようなのです。

 

私はありがたいと思いました。

私と親との意見が一致しているのは、正直ありがたいのです。

そうでなければ、子どもは勉強をなめてしまいますからね。

 

一つの間違いでもそれを真剣に受け止め、しっかりと対処する。

これが正解なんだと思います。

 

この子は時間が経てば、また同じ過ちを繰り返してしまうかもしれません。

しかし、こういう対処の繰り返しがその子を少しずつ更生していくのだと思います。

 

親が勉強に対して真剣な態度をとることも、子どもの成績を上げる上では大事なことなんです。

やみくもに厳しくするのも、むやみにほめるのもいけません。

バランスよく、子どもに対処することが大事だと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。