神栖2中の中3生はもうすでに平方根を習っています。
これは例年と同じ授業進度なんです。
休校措置があったにも関わらず、この進度はすごいですね。
休校措置の間に課題で予習を行わせ、学校再開後に軽くおさらいをして、平方根に入ってしまいました。
うちの塾も4月の1ヶ月はお休みしていたので、5月の1ヶ月では平方根までは入れませんでした。
ということで、うちの生徒は数学だけは塾の授業のストックがなくなってしまい、学校の授業が予習ということになってしまいました。
現在は、急遽、こちらも平方根に入り、急ピッチで授業を進めています。
幸い、英語が進みすぎているので、英語の時間を数学に費やして進められているので、なんとか塾の授業が学校を追い抜かすことができそうです。
昨日も、とある中3生に平方根について指導していました。
その子は学校の授業に必死について行こうと頑張ったらしいのです。
その甲斐もあってか、私の説明をすんなり理解し、一日の授業だけで学校の授業に追いつき、追い抜くことができました。
実はこのペースは異常なんです。
平方根は苦手意識を持ってしまう子が多いので、慎重に授業をするのが通例なんです。
それをここまで速いペースで行けたのは、この子が前もって試行錯誤をしていたからなんです。
もちろんこの子なりの努力なので、若干間違って解釈しているところもありました。
ですが、それもそこまでの間違いではなかったので、すぐに修正できました。
また、試行錯誤を繰り返していたためか、その子オリジナルのやり方さえも習得していました。
そのやり方自体は私が上位の子にしか教えないやり方でした。
それをこの子は自分で考えていたのです。
本来、勉強というのは、これが正解なんだと思います。
何でもかんでも習ってしまうのは良くないのです。
自分で考え、自分なりの答えを導く・・・これが本来の勉強なんだと思います。
塾に行っていないのに優秀な子というのは、これを自然に行っています。
教科書を読んで、やり方を理解する。
そのやり方が合っているのかを問題を解いて検証する。
難問も解いてみて、ますます考えを深くしていく・・・
この流れは高度なものかもしれませんが、これができるようになると塾はいらなくなります。
私も学生時代はこのように勉強を進めていました。
とはいっても、自分の好きな教科である数学だけでしたけどね。
高校に行ったら、ますます自分で勉強する力が問われます。
そもそも、すべてを習おうと思っても時間が足りないのです。
いずれ必ず自分で勉強しないといけないわけです。
塾に頼ること自体は間違っていませんが、頼りすぎは良くないですね。
自らが率先して勉強する気があるのなら、学校で習う前にどんどん先取りの勉強をしておきましょう。
予習で理解したことが、それほど間違っていないのであれば、自分で理解する力は十分に備わっていますので。
それでは、今日はこの辺で。