今週から通常授業に戻りましたが、やっぱり対面授業はいいですね。
オンライン授業は問題ないと以前話しましたが、対面授業と比べるとやはり落ちるんですよね。
基本的に、授業を進めるのはどちらもできます。
むしろオンラインは最大2名でやっていたので、そちらの方が授業は進んだかもしれません。
ただ、オンラインでは生徒の採点ができません。
オンライン授業では問題を解き終わった後、生徒自身に丸付けをさせていたのですが、どこが間違っていたのか?といことしか確認できませんでした。
生徒が「四角5番の(2)を間違えました・・・」と聞いてから、私がそこの解説をしていたのです。
そのやり方が間違っているわけではありません。
問題なのは、生徒の誤答を見れていないということなんです。
対面だと直接、生徒の誤答を見ることができます。
誤答によって、生徒はどこまで理解できているのかがわかるんです。
例えば、解答が空白であれば、授業の説明がわかっていない場合があります。
生徒に何で書けなかったのかを聞いて、そのあともう一度解説をするのです。
ほかには、その問題の正答に近い誤答を書いた場合です。
正答に近いのですから、授業の説明はわかっているんです。
この場合は、問題文の捉え違いの可能性があるので、問題文をよく読むように指示した後、問題文で聞かれていることを私がかみ砕いて説明してあげます。
この例としては、正答が「普通選挙法」で誤答が「普通選挙制」のような場合です。
一字違いですが、それでも誤答は間違えとなります。
この場合は、問題文の最後に「・・・法令は何か。」と書いてあることを読み飛ばしている可能性があるのです。
しかも、これを生徒自身に丸付けをさせると、丸にしてしまうケースが多いのです。
生徒自身が問題分の読み飛ばしに気づいていないので、一字違いで間違っていることに気づかないのです。
私は経験上、生徒がこういう間違えをすることを知っています。
だからこそ、丸付けをするときは、その部分を意識して行うのです。
すぐにその間違えに気づけるようになるのは、指導のプロでないと無理だとは思いますが。
このように生徒の誤答には、その生徒自身の理解度が見え隠れしているのです。
それを生で見られるのは、対面授業の良さかと思います。
しかし、対面授業はあくまで緊急時でないときしかできません。
また、緊急事態宣言が発令すれば、オンライン授業にせざるをえないでしょう。
東京ではまだまだ感染者がたくさんいます。
茨城に派生させないためにも、注意を十分に払って生活していきたいですね。
それでは、今日はこの辺で。