高校入試で帳尻を合わせそうです。

今日のニュースでこんなことを言っていましたね。

 

「文部科学省が13日午後6時ごろ、来年の高校入試について、新型コロナウイルスの影響を考慮するよう全国の教育委員会に通知を出したことがわかりました。地域ごとに休校期間が違うなど、学習の進み具合にばらつきが出ると予想されるためです。通知では、来年の高校受験について、今年度に学ぶ内容からの出題を減らしたり、学力検査以外にも面接や作文で選考を行うことなど、具体的な例を示して、工夫を求めています。小学校や中学校の受験でも同様の工夫をするよう求めています。」こちらの記事から抜粋

 

このように新型コロナウイルスによる勉強の遅れを取り戻すことはできないことが確定しました。

緊急事態の解除状況によって、学校再開時期が異なり学力格差が出る以上、入試で対応しなくてはいけなくなるということです。

 

これによって、この学年は谷間の世代のような扱いになりそうです。

ゆとり世代、さとり世代などがありますが、コロナ世代という新しい言葉が生まれそうですね。

 

中3生にとっては、駆け足で勉強することがなくなりましたので、遅れが出たとしても高校入試に関しては問題はなくなりました。

しかし、中3の最後に習う分野は高校に持ち出しということになりそうです。

 

たとえば、英語であれば、関係代名詞を習わないで高校に進学することになります。

数学であれば、三平方の定理を習わないで高校入試を受けることになるかもしれないのです。

 

どちらもその教科にとって大事な分野です。

高校でそのケアをやってくれれば問題はないのでしょうが、仮にその時間をとるということは、大学入試に支障が出てくるということになります。

 

多かれ少なかれ、現中3の学力に影を落としそうです。

中1や中2は遅れを取り戻し中学内容を終わらせるために、9月入学という抜け道がありそうですが、今の中3はそれに間に合うことはありません。

 

大学進学を考えないのであれば、そこまで大きな問題にはならなそうですが、大学進学を目指すとなると、この状況を看過することはできないでしょう。

 

今日、緊急事態宣言の解除が発表されます。

茨城県の学校も再開されることになりますが、今まで以上に真剣に勉強をしないと、谷間の世代になってしまいます。

そうならないように、集中して学校の授業に取り組んでほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。

「オンライン授業について」