きのうのブログで今年の受験は価値がない的なことを書きましたが、何もその合格にケチを付けようというものではありません。
他の子はよくわかりませんが、うちの塾の子たちは受験勉強を本当に頑張ったと思います。
成績が上がらなくて何度も心が折れそうになりながら最後まで走り切ったことは何よりの収穫なんです。
ふつうなら、成績が上がらなければ第一志望の高校を目指すことをあきらめてしまいます。
そして、一度あきらめてしまえば、その後成績が上がることはありません。
もし受験間際に自分の目指していた高校が定員割れだとわかったとしても、その高校を再度目指そうとはしないでしょう。
しかし、今年の子はあきらめませんでした。
もちろん、私が励ましたということもありますが、それでも粘り続けてくれました。
今までは自習に来いと言われないと自習に来ない子が多かったのですが、今年の子たちは言われないでも自習に来ていましたね。
実は今年度の生徒は最終的には8名でした。
しかし、元は11名だったんです。
一人は私立高校への進学を決めたのですが、残りの2名は勉強することをあきらめてしまったのです。
あきらめてしまえば現状の成績で行ける高校に進学するだけです。
そこからの成長はないでしょう。
そして、今後も人生の試練を乗り越えられるかどうかは不安ですね。
しかし、残った8名は勉強をやり遂げました。
これは立派なことだと思います。
辛くて長い受験勉強を乗り越えたわけですから、これを今後の糧にしてくれれば言うことはありません。
とはいえ、あくまで現時点はスタートに立っただけです。
これからが本番なんです。
高校に入ってからも努力を続けないものは、結局、今までの受験勉強の経験を無駄にしてしまうだけなんです。
高校に入ってからも勉強は続けないとダメですよ。
保護者の方も、高校生にこそ勉強をやらせてくださいね。
最終的に大学にきちんと合格できるかどうかがゴールなんですから。
部活に入るのもバイトをするのも、どちらもやってくれて構いません。
でも、それは毎日勉強するということを前提としてのことです。
高校生活を楽しむというのは、勉強しないで遊びまくることではないんですからね。
勉強しましょう。
大学を目指すのなら確実に勉強させましょう。
高校合格が決まった3年後に笑って、高校を卒業できているかは高校生活をいかに充実させるかですからね。
それでは、今日はこの辺で。