的確に伝えていくことが大事なのかもしれない。

今日は休校2日目ですね。

でも、明日は茨城県の公立高校入試日です。

 

中3生が最後の追い込みに塾で自習していました。

明日は全力を出して頑張ってほしいですね。

 

ちなみに、うちの塾はお子さんが元気であれば自習は可能です。

水曜日の自立支援学習日は中学生全員が集まってしまうので休校としているだけで、他の日は自習に来ても構いません。

 

では、本題に。

もう受験が終わって自習に来ている中3生がいることは以前お話ししました。

その一人の子が、自分が合格した高校はどんな生徒がいるかという疑問を投げかけてきました。

 

そりゃ4月から戦う相手ですからね、気になるのは当たり前かもしれません。

その子に現実を知ってもらうために、テスト会社から提供してもらっているデータを生徒に見せました。

 

そのデータで分かったことは、その生徒の位置なんです。

その子の位置は偏差値的には下から数えた方が早かったんですね。

自分と同じような実力の子がそろうのが高校なので、中学で上位の子でも高校では下位なんてことはよくあるのです。

 

まさに「井の中の蛙、大海を知らず」ってことですね。

どれだけ中学で上位にいようが、高校で上位になれないなら大学入試は失敗するでしょう。

それはどんなランクの高校でも同じことです。

 

その高校で上位に入れない子は、良い大学に入ることはできないでしょう。

しかもその高校が全国的に上位にいるのであれば問題ないのですが、全国的に見て大したことがなければ、上位に入っても有名大学に進学できるかは微妙なのです。

 

実は私がそうでした。

中学ではいつも10位以内をとっていましたが、高校に入ると100位以内に入るのが精いっぱいでした。

 

ここで心が折れてしまいましたね。

中学では頭がいい方だったのに、高校では普通なんですから。

周りからちやほやされることなどなく、高校の先生から期待されることもありませんでした。

 

時間が経つと、だんだん勉強すらしなくなり、順位も100位以外になってしまいましたね。

中学までは塾の先生ですら自分のことを高く評価してくれてましたが、高校ではそんなことは全くないんです。

当時の私は完全に天狗になっていたんでしょうね。

 

ただ、もし周りが高校に入る前に自分の立ち位置を教えてくれていたのなら、どうだったんでしょうかね。

もし、そんなことがあったら、違う過去になっていたのかもしれません。

ま、ただの言い訳ですけどね。

 

子どもは世間のことを知りません。

それを大人が事前に的確に伝えるのは、大事なことなのかもしれないのです。

「中学でいい順位だから高校でもいい順位になれるだろう」という考えは完全に間違っています。

 

常に現実と向き合って戦い続けることができなければ、いい高校に入っても意味はないのです。

もしあなたが現実を知っているなら子どもに伝えてくださいね。

世間はそんなに甘くはないということを・・・的確に伝えることは大事ですよ。

 

 

ちなみに、明日は休校ですので、お気をつけください。

それでは、今日はこの辺で。

「新型コロナウイルスに対する当塾の対応」