この学区で一番高い偏差値の高校は鉾田一高です。
その偏差値は56程度です。
これは全国的に見ても、そこまで高い偏差値ではありません。
この地域の学力の高い子は基本的に千葉県に進学しています。
隣接する学区の進学校は佐原高校、市立銚子高校です。
偏差値は60、56程度です。
偏差値が60といっても、これもそこまで高い偏差値ではありません。
高い偏差値というのは基本的に70を超えます。
ということは、偏差値60は最上位層の高校とはいえないのです。
他に学力の高い子が行くところは私立の清真学園でしょうか。
古くから中高一貫校として、この地域では有名な高校です。
スーパーサイエンス高校にも指定されている高校ですし、偏差値は65程度なので優秀な高校ですね。
といえども偏差値は70を超えていません。
全国的には最上位層の高校ではないのです。
となると、最上位層の高校に行くためにはどうすればいいのか。
それは鹿嶋から水戸まで電車に乗っていくことです。
そして、その高校の名は水戸一高です。
茨城県最上位層の高校であり、東大入学者も一定数いる茨城県内の指折りの高校です。
全国的に見ても最上位層に位置していると言ってもいいでしょう。
この地域から水戸一高に行く子は、いなくはありません。
かなりの通学時間がかかってしまうのは仕方ありませんが、本当の最上位層の高校に行くためにはこうするしかありませんからね。
このようにこの地域の学力が上がらない理由として、まず挙げられるのは「この地域の高校の質が低い」ということでしょうか。
そして、それは授業の質、生徒の質、保護者の質まで広がっていきます。
もちろん、うちを含めたこの地域の塾の質も低いものなのでしょう。
水戸一高や土浦一高の近くには、大手塾だけでなく、尖った個人塾など多数あります。
少々月謝が高い傾向はありますが、その分講師の質もかなりのものです。
なぜなら、その講師の多くが有名大学に進学した大学生であり、その有名大学を卒業した講師ですから。
もちろん、質の高い高校の出身者なので、その卒業生として生徒を導いていけます。
自分があこがれている高校の卒業生ですから、生徒も尊敬のまなざしで授業を受けることができますね。
このようにこの地域は不利な条件が昔からはびこっています。
それはもう何十年も前から変わっていないので、これからも変わることはないでしょう。
もういっそのこと引っ越してしまえばいいのですが、そんなことできようはずもありませんね。
であれば、どうすればいいのか・・・
どうすれば有名大学や高偏差値の大学に進学できるのか・・・
どうすれば勝ち組に入れるのか・・・
そのためには、「自学力を発揮する」しかないのです。
自ら勉強の問題点を考え、自ら率先して勉強していきます。
毎日の過ごし方に工夫を加え、人とは違うことをしていきます。
勉強をしないで高校生活を謳歌している子などは無視です。
そうではなくて、高校の上位の子を目標にします。
その子より長時間勉強し、その子よりも効果的な勉強をしていくのです。
そして、この地域の高校内の1位を目指します。
1位をとったところで全国的に見れば大したことはないのですが、それでも1位というのは特別です。
そして、ダントツの1位を目指していきます。
それが達成出来たら、次は模試の成績を上げていきます。
模試では全国順位が表示されていますので、その順位をどんどん上げていくのです。
模試はあくまでも全国大会ですから、全国の順位は自分の学力を測る正確なものさしにはなるのです。
最終的にそこまでできれば、先ほど述べた地域の不利など関係ありません。
そして、優秀な指導者など近くにいなくても、自ら行動に移せる子はどこに行ってもやっていけますね。
最終的にはそういう人材こそが勝ち残っていくのですから、高校時代にその基礎を作っていくのは有意義なことでしょう。
保護者のレベルも子どもとともに上げていかないといけませんね。
子どもが勉強できる環境を整えてあげることが大事です。
子どもの心に寄り添い、一緒に目標に向けて頑張っていくのです。
子ども一人で頑張れと言うのは酷ですからね。
もちろん、保護者のレベルがいまいちなら、子どものレベルもいまいちにならざるを得ません。
これは保護者の学力を言っているわけではないですからね。
子どもへの接し方、子どもの手綱の握り方のレベルが低いのはダメなんです。
ちなみに、そのレベルを上げるためには、本を読んで勉強すればいいんですよ。
本屋に行けば成功者の本がたくさん売っていますよ。
ただ、そのまま真似ても意味はありませんけどね。
あくまでも成功者は特別なやり方でのし上がったわけですから、そのやり方は一般人には合わないことが多いのです。
しかし、参考にはなります。
子どもの接し方は先人の方々が苦労して編み出したものがありますので、それを参考にするのは頭のいいやり方でしょう。
飛びぬけたことを達成するためには、人と同じことをやっていてはダメですよ。
まずは自分の常識をぶち壊しましょう。
常識を超えたやり方でグングン進んでいきましょう。
そうしないと子どもの夢を実現することはできませんからね。
今日から保護者が自己改革を始めていきましょうね。
その背中を見せることで、子どもが変わっていくのですから。
それでは、今日はこの辺で。