今年の千葉県前期試験の倍率が夕方5時に発表されましたね。
うちの塾近辺の高校のみ動向について語っていきますね。
ちなみに去年の倍率はこちらです⇒平成31年度の前期倍率
■佐原高校 普通科
全体定員 240名
前期選抜定員 144名(定員の60%)
前期選抜志願者 231名
前期不合格者数 87名
佐原が定員割れを起こしたのを初めて見ました。(過去にあったのかもしれませんが…)
少子高齢化の影響でしょうか・・・
それにしても定員割れ・・・後期もこのままなら2次募集すらありえますね。
■佐原高校 理数科
全体定員 40名
前期選抜定員 40名(定員の100%)
前期選抜志願者 35名
前期不合格者数 -5名
理数科のような専攻学科については、前期だけの募集となります。
今年は全員合格になりそうです。
普通科同様、定員割れを起こしています。
■市立銚子高校
全体定員 320名
前期選抜定員 192名(定員の60%)
前期選抜志願者 308名
前期不合格者数 116名
これで3年連続定員割れになりました。
このままだと市立銚子の質がどんどん下がってしまいますね。
定員割れは高校をダメにしますから。
■佐原白楊高校
全体定員 200名
前期選抜定員 120名(定員の60%)
前期選抜志願者 206名
前期不合格者数 86名
今年はまさかの6名しかオーバーしていません。
佐原が定員割れなんだから、その影響は白楊にも及びますよね・・・
後期もこのままなら6名が不合格になります。
・・・・・・・
以上がうちの塾近辺の子が受験する千葉県の倍率です。
近辺の高校で定員割れを起こしていないのは、銚子商業くらいです。
銚子商業は30名オーバーになっていました。
この地域の過疎化は歯止めがききませんね。
子どもの数がどんどん減っていき、どの高校も不合格者が出ない状態が続けば、その高校の質はますます下がっていくでしょう。
うわさではありますが、私立高校に進学した人数が増えたとのことです。
これも私立高校の授業料無償化の影響でしょう。
私立を単願で受けることができれば、簡単に合格できちゃいますからね。
今年は受験勉強から逃げた子が多かったんだと思います。
この流れは来年以降も続くのではないでしょうか。
私は受験は不合格者がいるのが当たり前だと思っています。
その不合格者にならないために必死に勉強するんです。
そうでなければ合格したとしても、うれし涙は流せないでしょう。
時代が変わっていくのは仕方のないことですが、このような変化の仕方は悲しいですね。
日本の教育が少しでもいい方向に進んでくれたらいいのですが・・・
ま、私は目の前の生徒を全力で指導するだけですが。
それでは、今日はこの辺で。